Poem 04 朝
朝という漢字は十月十日という字が組み合わさって出来ている。
十月十日というのは赤ちゃんがお母さんのお腹から
生まれてくるまでの期間。
毎日、眠ることで私たちは宇宙という場所に還り、
翌朝また地上へ降りてきて生まれ変わっている
1日たりとも同じ日はない。
毎日同じように起きて、仕事に行って、帰ってきて
ご飯を食べて寝る行為がルーティーンのようになって
同じ日を繰り返している感覚になるかもしれないが
同じ日も毎日同じ自分も存在しないということ
毎日生まれ変わり、
毎日新しい自分に更新されている
だから朝はこれから始まるその日に思いを馳せて
生誕1日目を楽しむ
自分で設定した寿命は
いつ訪れが来るのか分からない
だから昨日の悩み、悲しみ、怒りは昨日でリセットして
今日という日を楽しむことに全力を注ぐ
まるでこの地球上にある全てのものを初めて見るかのように
花に
空に
鳥に
自分にさえも
存在しているものに感動してみる
すると同じ世界だった日常が
変わっていくのに気づくはず
朝目覚めることにまずは感謝。
無事にまた生まれて来れたことに感謝。
感謝から始まる1日はまた別の感謝を運んでくるよ