玉置永吉
2人のこどもをモデルに、実際あったエピソードや空想の世界を綴る日記のような物語です。
いろいろ思ったことや考えたことを、まとまりきらなくても文章にしてみました。
絵を描けないので文章だけになりますが、1冊の絵本になることを想定して書いた物語です。
誰もが一度は「聞いたこと」「見たこと」があるお話しを、こうだったかもしれないなぁ…と勝手に想像して書いた物語です。
作 玉置永吉 絵 こじまさくら 絵本作家のこじまさくらさんと コラボ企画で作っているショートストーリー絵本の2作目です。 今回はクリスマスをテーマに書きました。 みなさんの心が少しでもあたたかくなって、 すてきなクリスマスとなりますように♪
「おかあさんなんか だいきらい!」 そういって いえを とびだした おんなのこは、 もりで ひとり ないて いました。 そこに とおりかかった おばあさんが おんなのこに こえを かけます。 「どうしたんだい?せっかくの かわいいかおが だいなしだよ」 おんなのこは、なみだを ふいて わけを はなしました。 「じゃあ この ふしぎな たまで みてあげよう」 そういって かばんのなかから きれいな たまを とりだすと なにかの おまじないを かけました。 「さあ これで お
会社の後輩とクリスマスの話をしてると 「自分のまわりの子育てしてる大人の中で、永吉さんが一番楽しそうに見える」 と言われました。 それは凄くうれしい言葉。 あまり意識したことはなかったけど、 確かに僕は毎日を楽しく過ごしてます。 その理由は僕の夢に関係あるのかも知れません。 夢って目標なんですよね。 大きな夢から小さな夢まで 言い出すときりがないけれど、 「いい車に乗りたい!」 「海外を旅してみたい!」のように なんとなく口から出た夢も、実現させたい!となると目標にな
今日11月6日から表参道駅近くにある OPAgallery にて僕の展覧会がはじまりました! と言っても僕は絵を描けないし、一枚も描いてないのですが、 間違いなく僕の展覧会です。 というか僕たちの展覧会が正解ですね。 今回、絵本製作ユニットSOZOswitchで新作絵本を3冊作りました。 その3冊のダミー本と原画を展示することでSOZOswitchをもっとたくさんの人に知ってもらって、絵本を出版する道に繋がればいいなぁと思い2人で企画したんです。 作りたい絵本はたくさ
昨日の仕事終わり、息子の習い事を見に行きました。 帰りに 「今日は男同士で車へ乗るわ!」 と息子が言うので、送ってきた妻と娘。途中から見学の僕、と息子。の二組に別れて車へ乗り込みます。 走り出すと 「おれ、学校おもしろくないんや」 と話し始める息子。 ゆっくり聞いてみると、勉強は面白いよ。好きな友達はいるよ。授業はこんなのだよ。こんなこと言う子もいるし、すぐにこんなことをする子もいる。 質問に対して、ひとつひとつ彼の言葉で話してくれました。 そんな中、嫌だと感じてる
絵本作家として日々いろんなストーリーを考えています。 ありがとうのお話。歯医者さんのお話。不思議な国のお話。 おうちの中でドタバタするお話。クジラの親子のお話。 文章にしたものや、テーマだけでまだ書けてないものもありますが、 いま一番書きたいテーマがあります。 それは発達障害についてです。 そのことを考えるきっかけは息子が保育園の年長のころにありました。 今回この記事を書くことで子育てが大変だと感じている親御さんのお役に少しでも立てればなんて思っております。 また発
新しいストーリーができたとき、まずは子供に読み聞かせる。 絵本のタイトルが決まらないとき、子供に本気で相談する。 読みたい絵本があるときは、子供と一緒に図書館に行く。 原画展やイベントも、子供と一緒に遊びに行く。 だけど、大事な話があるときは「一人で行くよ」と説明する。 いつもはヤンチャでワガママな子供たちも、絵本のことで僕がなにかをしているときは素直に言うことを聞いてくれます。 それはすごく嬉しいことだしありがたいのですが、あきらめからくるものだと思ってました。 そんな
今まで『人に相談する』ってことをあまりしてこなかったけど、 ここ最近、とくに絵本作りに関しては『相談する』ってことができるようになってきました。 絵本作りを始めるまで悩みなんてあまりなかったし、悩んだからってそんなに何かが変わるわけじゃない。と思っていたので相談する必要がなかったんです。 それに 相談したからって、正解が見つかるわけじゃないでしょ? 本気でそう考えていたので、相談する時間がもったいないとも思っていました。 だけどそれは大間違い。 『相談』に正解を求めるこ
高校卒業後、社会人として働き出して20年余り。 こんなに強い気持ちで何かに挑戦したことがあっただろうか… 今までも会社員として仕事に挑戦してきた。 でもそれは、形としてある仕事をしっかりこなすため。 無駄なく効率良く、周りに迷惑をかけないための努力だった。 それはもちろん大切なことだし、それによって仕事も出来るようになり、周りともうまくやっていけてるので、満足している。 人生は楽しい!とはっきり言える生活も送れている。 だけど絵本作家として動き出した今、作品を生み出す。
おまめの かわを むきましょう! ソーとサーが おてつだい。 まずは りょうてで おさえて ポンッ! それから ふたつに わりましょ パカッ! かわいく ならんだ おまめたち うえから ゆびで コロコロコロ。 どんどん ふえる ザルのなか。 みどりの おやまの できあがり! きょうは だいすきな まめごはん。 どうぞ いっぱい めしあがれ~
ママはいつも 「ちゃんと はを みがきなさい!」 っていうから、 あさに ゴシゴシ よるも ゴシゴシ いつも ちゃんと みがいてた。 だから むしばは ひとつもないよ。 だけど、むしばに ならないから はの うしろから あたらしい はが はえてきた。 にれつに ならんだ ぼくのはは うみで さいきょうの サメみたい。 「どんな にくでも たべてやる!」 きょうりゅう、クジラ、ワニにヘビ。 おもちゃばこにある つよい いきもの ぜ~んぶ ボクザメが ガブガブガブ
いつも はいってる おふろのなかに まほうの こなを さ~らさら。 あっというまに もくもくと あわが あふれて あわだらけ。 ゆきがっせんだ そらなげろ! でっかい ケーキだ!いただきま~す。 くもの うえって こんなかな? ゆきおとこ って こんなかな? ソーとサーが、おもったら そこから せかいは だいへんしん。 だれでも つかえる すごいまほう それは そうぞう することさ。。。
カードに かいてる じゅんばんに いろを あわせて ならべます。 カップを ならべおわったら、 チーンと ベルを ならします。 きょねんは じょうずに できなくて なげだすことも あったけど、 きょうは カードが さかさでも パパより はやく できたんだ! ソーが たのしく あそぶから サーも ゆっくり ならべてチーン! しっぱい したって いいんだよ。 やってみよう!に ダメはない。。。
ソーとサーが はしゃいでます。 「おまめ だいきらい」 「きゃは ははは!」 おぼえた ばかりの ひらがなを ソーが、サーに よみきかせ。 とちゅうで だっせん しながらも えほんは どんどん すすみます。 ページを めくると ひろがる せかい ふたりは いつでも りょこうちゅう。
かぜが はやってる ほいくえん。 せんしゅう サーは やすんでて、 ソーは ひとりで とうえんです。 しゅうが あけた、げつようび あさから ソーが しんどそう。 むりを させるのも よくないので、 きょうは サーだけ とうえんです。 ところが うちで あそぶ ソー。 はなごえ だけど パワフルで ひるまに ママを ひとりじめ。 「ほんとは しんどく ないんでしょ?」 「だって サーも やすんだし…」 こたえる ソーは にやけがお。 どうやら きょうは ずる
トランプを おぼえた ソーとサー。 できる あそびは、しんけいすいじゃく と ババぬきです。 おきにいりは ババぬき だけど、 ふたりの もくてきは、ふつう じゃない。 じゅんばんに カードを ひくのですが、 ババを ひいたら よろこんで ババじゃなければ ためいきです。 「ねぇねぇ ババは どのカード?」 「よっしゃー ラッキー!ババ ゲット!」 それの どこが たのしいの? パパと ママには わかりません… 『ババが あったら ダメダメです』 だれもが しっ