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J1 2024第25節 東京V×広島(2024.8.7)観戦レポ

パリオリンピック開催に伴う中断期間が明けた再開第1戦は、東京ヴェルディのホームゲームに広島が乗り込む。

今節のゲームは「神楽坂スポーツ」のメンバー3人を引き連れての観戦。

そのメンバー紹介を。


・J2・JFLの観戦歴はあるが、J1の試合レベルを見てみたいというリクエストがあり初のJ1観戦になったメンバーA(20代女性)
・野球経験者の阪神ファン、初めてJリーグ観戦するというメンバーB(20代男性)
・巨人ファンで意外にも小学校の時にサッカーをしていたメンバーC(30代男性)


今回の観戦レポではこのメンバーがJ1ゲームを初体験するなかで出てきた会話もご披露いたします。


●天候急変は移動中の電車の中で感じていた

就業後に飛田給へ向かう。
電車の外の形式を見ると、飛田給に近づくにつれ厚く黒い雲が出現。
窓にも雨粒が見えてきて天候が悪化する可能性がありそう。

そんな中、メンバーAは携帯でサンフレッチェ広島のホームページを見ながら選手一覧を閲覧中。


名前と顔、大まかな年齢を確認。
メンバーA「荒木さんって今日誕生日なんですね」
私「おおそこか~。サポでも選手の誕生日に注目できる人はなかなかいないわ〜」
こういう視点で選手を見るのか〜と感心。


そんなこんなで、選手を一通り頭に入れてもらっているうちに飛田給に。
試合開催日は特急が臨時停車してもらえるので新宿から乗り換えなしで到着。
ありがたい。

飛田給駅改札 試合開催日は京王特急が臨時停車してくれます

味の素スタジアムにはキックオフギリギリに。
このスタジアムはJ1で東京ヴェルディとFC東京がともにホームとして使用しています。

今節はヴェルディ戦
J1再開
味スタ コンコースはヴェルディグリーンに

会場に着いてコーナー付近の座席で観戦スタート。


メンバーA「ピッチが近くて最高!」
私「そりゃよかった、よかった」
メンバーC「さー行こうぜどこまでも〜走り出せ〜走りだせ~」
私「覚えが早い…耳がいい…」


そんな中、キックオフ。
雨がポツポツと降り出し、遠くで雷鳴が。
これは確実に状態が悪くなる可能性が高いと危惧。


メンバーB「この席見やすい!選手が近い!」
メンバーA「(ゴール裏のサンフレサポを見て)あの方たちはわざわざ広島から平日に応援に来るんですか?」
私「そういう人もいるけれど、関東サポが一定数いておそらく8割くらいは関東サポだと思うよ」


いろいろ話をしながら見ていると10分近くで流石に我慢できない降雨に。
コーナーで選手の動きを近くで見てもらおうととった席は屋根がかかっていない前方エリア。
仕方なく、屋根ありの後方の空き席に移動させてもらう。

これで安心して観ることができるとホッとしたのも束の間。
スタジアム付近から稲光を何度も観ることに。

すでにキックオフから5分、15分とプレーが切れるたびに審判と両チームの監督とが時間をかけて話をしているのを見ていたので、これはひょっとして中断するか中止かいずれになりそうだと予感がありました。

その悪い予感は的中。
ついに前半20分、こう着状態で試合が進んでいた中、アナウンスが。
「スタジアム周辺で雷が発生しており、落雷の可能性があるため試合を一時中断します」

その後、安全な場所へ退避するよう指示があり、観客は屋根下の安全な場所かコンコースへ移動。
さらに再開は20:50ごろとされ、なんと中断から約1時間半先まで待つことが決定。

場合によっては中止の可能性もある中、メンバーはこの段階で早速終電チェック。
22:50頃飛田給発の列車に乗る必要があることが判明。
ただし、首都圏の列車ダイヤがこの荒天の影響で乱れている状況があり、その時間帯に順調に動いているかは保証がない。

しかし、試合を見れるところまでは見ていこうということとなり、再開を待つことに。

スタジアム周辺で雷が鳴り響き試合中断
雷を避けるために屋根のある場所への移動指示が
雷と集中豪雨

私自身、雷雨中断の経験はあるものの、1時間半待ちは最長記録。

このあと、どのように過ごしたか。
・祝勝会を新宿で予定していたが叶いそうもないのでまずは追加でアルコールを買い、観客席でプチ飲み会
・カレーライスを調達(スタグルとしては美味しい部類に入るものだった)
・トイレ
・喫煙組はタバコ
・雨足が強くなったのでさらに後方の空き座席へ移動
・DAZNでカープ戦(東京ドーム巨人戦)を観戦
おおよそこんな感じで時間が過ぎていきました。

なかなかレアな体験。

中断は90分近くに
仲間と飲みながらDAZNでカープ戦を見て暇つぶし

●試合は再開され、広島アウェイで1−0勝利!

待ちに待った試合再開。
しかし、今回の雷の影響なのか。
なんとVAR機器の故障が発表され、再開後の10分ほどはVAR判定がなされない状況だったようです。

VAR機材まで雷の影響を受けた試合

広島はメルボルンシティから加入し、J1リーグデビューとなったMFトルガイ・アルスラン選手が先発。
前回インターナショナルシリーズで見た通り質の高いプレーが続きました。
特にポジショニングの良さが光る。
頼もしい。


メンバーB「東京Vのディフェンスがペナルティエリア付近に5人ビッチリでなかなかサンフレが突破できない状態が続いてますね…」
私「確かに。あれ?野球専門家かと思っていたけどサッカーの見方も詳しいよね~」
メンバーB「海外サッカー見てますからね~Jをちゃんと見るのは初ですが」

若いメンバーはこういう人多いです。
Jリーグを見に行く機会が少ない人がまだ多い。
試合中はプレーに対して結構シビアな見方をしていたし、いいプレーには拍手や大きな反応をしてくれていたメンバーB
連れ出して経験してもらうことが必要だと感じました。


そして、再開10分経過の21:00
味の素スタジアムでは21:00をもって鳴り物禁止のルールがあり、両チームのゴール裏から太鼓は叩けなくなり、声と歌での応援。

これはこれで味がありました。

20時50分、前半20分から試合再開
ひたすら待ちました!鳴り物は21時まで

広島は堅守の東京Vに対してなかなかゴールのイメージが掴めずにいたが、広島は満田選手に代わり18歳のMF中島選手を後半途中に投入。
今日も動き良く、チームとしての攻撃のリズムが出始める。


メンバーA「そういえば中島選手は18歳。22:00以降って働いて(選手として活動して)いいんですかね?」

すごい質問をブッ込んできました。笑
大丈夫なのでピッチインしているものと思われますが。
緊迫していた試合展開の中でしたが、そういう見方もあるのね、とまたまた感心。


後半30分過ぎ、広島がコーナーキックを獲得。

右からのコーナーキックを中島選手がニアサイドに送り込むと、荒木選手がシュート!
これはゴールならずでペナルティエリア内で混戦。
こぼれ球にキャプテン佐々木選手がゴールネットを揺らす!

密集の中からの待望のゴール!

今回初観戦メンバーも大興奮。
長く試合再開を待って、最後まで観戦して、ゴールも見られて。
最高の結果となりました。

ようやくもぎとった貴重な1点!

その後東京Vも広島のゴールに迫り粘りを見せたが、試合終了。
中断期間明けの一戦は広島が勝利し、4位浮上。

いろいろなことがあった今節。

22:30にはスタジアムを出て、飛田給へ。
京王さんが特急を臨時で出してくれたおかげで割と早く都心部へ向かうことができ感謝。

メンバー全員無事帰宅できました。

雷雨試合中断の中、22時30分まで応援し続けたサンフレサポーター
勝利後の円陣
アウェイ勝利でホームへ!選手挨拶