前職手取り13万円の青年が、3000万売るようになった話
どうもこんばんは。
今日は、実際に今も弊社で活躍する20代の営業マンのお話をさせて頂きます。
彼がうちに入社してくれたのが、かれこれ3年くらい前に遡りますかね。
人生を変えたいと言って全く違う職種から、この血肉湧き踊る営業という世界に転職してきた彼ですが、当時前職での手取りが13万円だったそうです。
当然給料の殆どが生活費に流れていくわけで、貯蓄も殆どできずにいたと思います。当時は、お金が無くてキツいキツいと言っていたのを今でも鮮明に覚えていますし、実際本当にお金のやりくりに困っていたと思います。
非常に真面目でいい子なんですが、これが中々に不器用で、お世辞にも営業のセンスがあるとは言えない子でした。
スポーツと似ているように、いわゆる営業においての運動神経がいい人は、ちょっとアドバイスすると、すぐに行動に移せるんですね。
ただ彼に関して言うと、お世辞にも運動神経がいい方ではなかったので、最初の1年くらいは本当にもがいていましたね。
(きっと本人は今ももがいていると思っていますが、、)
営業のノウハウや商材の知識を詰め込んで、現場に出て1ヶ月。
ロープレのテストもOKが出て、初めての商談に向かいました。
肩をブンブンフル回し鼻息荒くいざ商談に入ると、これがお客さんもすごくいい人で、提案したサービスに対してもすごく感触が良かったそうです。
そこで最後にお客さんが一言、「内容はいいので、前向きに検討したいから是非考える時間をください」
営業を経験したことがある人なら分かると思いますが、商談に出ると基本的にほぼ確実に「検討します」と返事が返ってきます。こっちが攻撃に出ると、相手は守りに入るのは当たり前の反応ですね。
この状況から「即決」までハンドリングするのが、営業の見せ所です。
当時初めての商談なので、焦りに焦った彼がそんな彼が放った一言は、
「検討は受け付けておりません。」
お客さん「・・・(無言)」
彼「・・・(無言)」
本人曰く、何が起こったのか理解できずに、あの瞬間は時空が止まっていたと表現していました。
これがどれくらいヤバいかと言うと、好きな人と1日楽しくデートをして、最後に告白をするんですが、女の子が「私もいいと思っているので、気持ちの整理のために考える時間を欲しい」と前向きな返事をもらったのに対して「いや、考えるとかやってないから」と言うくらいヤバいですね。
そんな彼ですが、中々契約も取れずにいたにも関わらず、せっかく契約をとってもキャンセルになってを繰り返し。自分の記憶が正しければ、最初の5件くらいはせっかく一生懸命商談をして契約したのにも関わらず、全てキャンセルになっていたと思います。
これも営業していたら分かるけれど、キャンセルって一番メンタルにくるんですね。
苦労してアポをとって、数時間かけて商談をして、50万以上の契約までして頂いた労力がほんの1分くらいのキャンセルの電話で水の泡になるので。
当時5件目のキャンセルの際に、「社長、もう俺ダメです」と相当落ち込んでいました。
本人も言ってるので公認ですが、特別に才能が傑出してる方ではない、喋りが上手い方でもない、学歴があるわけでもない、もちろん営業の経験もない。
そんな彼が毎日歯を食いしばって、努力してきた結果、今では年間で3000万ほど売れるくらいの営業マンになりました。
未経験から始め、最初5件立て続けにキャンセルになり、その後も紆余曲折を経て年間3000万まで売れるようになった、そんな彼がやったことは一つだけ、コツコツ頑張ったこと。
めちゃくちゃシンプルでしょ?
では、コツコツ何を頑張ったか具体的に言うと3つ紹介します。
①シンプル数をどんどんこなすこと
②商材に対して正しい顧客を見定めることができるようになったこと
③正しいセールスの導線を整え、正しいトークをすること
商談の成約数を公式にすると、
商談成約数=商談の数✖️商材に対して正しい顧客(リスト)✖️トークの質(スクリプト)
シンプルですが、この上記3つのそれぞれの変数を最大化することで、成約数はみるみるあがっていきます。
もし仮に今営業やセールスをしていて、他の人は売れているのに、自分は売れていないなら、疑うべき変数は3つです。
シンプルに母数が足りていないのか、営業する顧客(ターゲット)が間違っているのか、自身のトークの質が低いのかです。
極端な話、自分にいくら上質なリップを営業しても買わんのです。
リップを使わない自分に、いくらDiorのマキシマイザーを紹介されても何も思わないわけです。
でもこれが上質なリップを買いそうな女性に対して営業をすると、買ってくれる確率は高くなるわけです。
テクニックを使って、無理矢理売ることも出来ないこともないのですが、それは営業の本質とは離れてしまいます。
営業の本質は、問題を抱えている顧客の課題解決のお手伝いなので、課題を抱えているお客さんに正しく営業することですね。
・商材に対して正しい顧客 = 課題を抱えている人
・正しいセールス =自分の商品を通して、抱えている課題の解決策を提示する
特に、今商材が手元にあって中々売れない人、副業を始めているがお客さんに自分の商品を買ってもらえない人は、この3つを意識してもらえると成約率は上がると思います。
たったこの3つが、手取り13万だった青年が、年間3000万売れるようになった秘訣です。
そしてそんな彼は、今でもコンスタントに売れ続けています。
ここから単価を上げたりクロスセルを提案することで、5000万、1億と成長してくれると思います。
正しい角度の努力に対して、圧倒的な数をこなすことで、成果は少しずつですが必ず現れると彼が証明してくれています。
是非そんな彼の努力が、一人でも多くの人の背中を押してくれたら自分も嬉しいです。
今回は以上です。
本日も読んでいただきありがとうございました^ ^