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あなたに合った食事法はこれしかない。



ブルーゾーン


世界には、100歳を超えて生きる人々の割合が、平均よりも最大で10倍も高い地域が存在しています。

これらの地域における住民は、高齢者でも非常に健康であり、認知症や心筋梗塞、脳卒中などの慢性疾患の発症率が著しく低いことが特徴です。

ベルギーの科学者ミシェル・プーラン氏がこれらの地域を「ブルーゾーン」と名付け、それ以来、栄養学者や医師の間でこれらの地域に住む人々の健康長寿の秘訣を探る研究が進められてきました。

多くの研究者が、ブルーゾーンの食生活に「唯一の正しい食事法」があるのではないかと期待しましたが、調査の結果、そうした単一の食事法は見つかりませんでした。

むしろ、非常に多様な食事パターンが確認されています。

例えば、ある地域では肉を食べている一方で、完全なベジタリアンを実践する地域もありました。

さらに、沖縄のようにサツマイモなどの高炭水化物食を主食とする地域も見られました。

このように、ブルーゾーンに共通する「唯一の食事法」は存在しないことがわかっています。

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