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【チャリ旅】 2023.8.10-11 みちのく潮風トレイル Bike Packing day0-1(八戸-久慈)
◾️day0(八戸移動ー前泊) 8月10日(木)
夏休みで混雑する8/10(木)東京駅から満席の「はやぶさ33号」で八戸まで3時間。
新幹線の最後列座席を予約し輪行スペースも確保したから問題なし。
太タイヤのクロモリバイクに荷物パッキングしたチャリはやはり重い…。
右肩は負傷から完治しておらず、後輪を転がして運ぶことに。
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パッキング状態での輪行は重いので、移動時はバックパックスタイルを検討かも。
新幹線の八戸駅で組立して宿と繁華街のある本八戸(市街地)へ約5km。
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チャリと荷物をビジホに置き、早速前泊の醍醐味の酒場巡りのスタート。
名店「ばんや」は美味くて雰囲気も良いのだが、どこか観光地化している印象。
地元のおっちゃん達が集う感じの日ではなかった。
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盛場の徘徊。地方都市では必須のやつ。
とにかく八戸はスナックが多い。
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「章(あきら)」というLOCALの集う名酒場を見つけた。
結論、八戸はこの1軒で全てが揃うと言ってもいいだろう。
「お腹どんな感じ?」から始まるお店の方とのやりとりからのメニューのオススメも的確だし、フードも抜群。何せ地元のお客さんとの会話が楽しい。情報収集もできたしね。
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きっと南部鉄器のすき焼き鍋だよね。
ここは1軒目にきて満腹になるまで楽しみ尽くしたい。
次回はここを予約して、2軒目は謎のスナックに行きたい。
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◾️day1(八戸ー久慈) 8月11日(金)
※旅の動画は後段のYou Tubeを参照ください。(後日UP予定)
7時出発。「八戸市営魚菜市場」で海鮮の朝食。
ちなみに他の選択肢は「八食センター」か「みなと食堂」らしい。
今回は進行方向にあって自由な組み合わせの市場感覚の海鮮丼を楽しめるこちらをチョイス。みなと食堂のえんがわ漬け丼も美味いらしいよ。
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みちのく潮風トレイルの起点となる「蕪島」からスタート。
マサシくんはBEARCLAW BICYCLEのチタンのグラベルバイク(超軽量)に45Cのグラベルタイヤ。タケミチさんはSour BicycleのXCバイク(リジッド)に55Cのグラベルタイヤで臨む。
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共に荷物は最小限で臨む。
東北の太平洋岸らしいスケールの大きい景色を眺めるロードからスタート。
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海岸線に降りるトレイルには道標がこまめに置かれてある。
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海岸線に近いトレイルは階段も多いので担ぐシーンが多かった。
でも海の香りのする森は心地よい。
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岩礁なんかはグラベルでも無理なので、ロード比率は8割以上となる。
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種差海岸天然芝生地。
ここがみちのく潮風トレイルのルートのハイライトのひとつ。
ここはキャンプ場でもある。ハイキング旅の場合は1泊目の適地となるだろう。
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マサシくんのナビはみちのく潮風のルートに基本忠実に積極的に進む。
ここは岩礁や砂浜だからチャリは向かないなども的確だ。
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海岸線とトレイルと生活道路を繋いでいく。
やっぱ海岸線の開放感はいいね。
ちなみにナビは全部マサシくんにお願いした。
ジオグラフィカにはみちのく潮風のマップデータをダウンロードできず。。。
スーパー地形図アプリが必要らしい。
あ、ちなみにここまでに、ハイカーらしき人には1名のみとすれ違っている。
こうも暑く、ロード比率も高いと夏場は厳しいだろうな。
しかも補給ポイントやコンビニもルート上には少ない。
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階上岳まで約700mくらいの登りのスタート。
左側の山が階上岳だろう。
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トレイル入口からは押し上げを基本に。
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なだらかなエリアでは山サイ。しかし登りトレイルで乗車できる区間は殆どない。
僕は自転車の重さから、早々に担いでロードにエスケープしてヒルクライムに変更。
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中腹を過ぎた駐車場で休憩。既に滝汗。
押し上げと担ぎのマサシくんの方が先に到着していた。
飲用ではないが水場もあったので、躊躇なく頭からかぶったり、足を冷やしたり。
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マサシくんは再び、みちのく潮風のルートに従い、トレイルで山頂を目指すことに。
僕はというと自転車が重いのと肩の負傷で、担ぎや押し上げなどという酔狂なことは最初っからする気がない。
ロードのヒルクライムで山頂付近を目指すので山頂付近で再集合へ。
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きっとこんな感じに押し上げたのだろう。
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道標は至る所にある。
ロードの登りも後半はきつく、何度か立ち止まり押し上げる場面も。
アミノ酸補給は欠かせない。てか行動食を一切持っていなかった(汗。
酷暑の夏には塩飴みたいなのは持った方がいいね。
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担ぎ上げスタイルとはこのこと。
オールチタンの車体9kgのグラベルバイクだからこそできること。
いや、このスタイルでトレイルを担ぎ上げるのはマサシくんだからこそ。
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740mの階上岳。大開平は611m。
実質的には700mくらいはUPしているだろう。
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階上岳からの下りは3割以上グラベルだったような記憶。
1本1本がそれなりに長くて極上なの。マサシくんのルートナビに感謝。
このグラベルの下りに出会えるなら登りの苦しさはチャラどころか、楽しさが上回る。
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寺下観音上社付近の極上のシングルトラックの下り。
最高としか言いようがない。
※グラベル動画は後段のYou Tubeを参照ください。(後日UP予定)
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小舟渡の海岸線に到着は13時頃だったか。
洋野町の風力発電エリアでは向かい風の洗礼で進まない。
暑さでの疲労と、大汗かいたのでミネラル不足。太ももは攣りまくっていたのに加え、精神的にも疲労した。。。もちろんハンガーノック気味。
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種市エリアの「食堂はまなす」で「塩チャーシューメン」と「ウニめし」。
疲労と発汗でミネラルに欠乏したカラダに染み渡る。
シチュエーション含め、過去イチ美味しく感じた塩ラーメンだった。
尚、ここで疲労度と翌日の行程を含め、国道経由で38kmくらいの久慈をこの日の宿泊地とすることを決定。トレイルだと50kmくらいになるかな。
Google Mapでホテル調べてTEL。シングル2部屋の確保に成功。
こんな行き当たりばったりの旅って最高だよね。
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お腹とココロは完全復活。
カラダの疲労は感じるが無かったことにして再出発。
積極的にグラベルをチョイス。
ルートと地形図に加え、マサシくんの嗅覚とでもいうべき絶妙なナビ。
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風の強さなのか、風向きなのか、洋野町周辺より風が気にならなくなっていた。
地形にも関係するのかな。
この頃気づいていたのは、海岸線は気持ちいいけど、その後に国道沿いなどに復帰する場合は登りが待っているということ。
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高低差50mくらいの主要道を行き来するトレイルなんだ。
津波対策がされた道。
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JR八戸線沿いを行きながら、踏切を渡ったり。
「あまちゃん」のシーンを彷彿させる。
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トレイルに忠実に。いい意味での回り道をしていく。
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青看板に出てくる地名が変わっていく。
出発時点では宮古とか行けるかなとか思っていたけど、絶対無理でしょ。
でも、ここからは登山ルートはないから、3日後の仙台とかは視野に入れられるよね。
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コンビニ休憩で水分補給して体を冷やしたあと、
国道を避け、距離は伸びてアップダウンは増すだろうけど、穏やかに進めそうな、県道279号「侍浜夏井線」を行く。
ここが想定外のアップダウン。前半の斜度もキツく太モモ崩壊。
17時頃にペースが上がらず、「次のピークで休ませて」と音を上げた。
遠回りを選んだのにこのペースじゃ日没までに着かないのは街灯の少ない県道では面倒臭い。アミノ酸補給後にリスタートし、なんとか乗り切った。
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夏場は誰にも踏まれていないであろう「藪」をダウンヒルし海岸線に復帰。
極めて穏やかで這ってでも初日ゴールできる安心感があった。
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初日は90km。たぶん累積標高は1,200-1,400mになっているはず。
日没までに初日の目的地、久慈に到着。
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「すえひろ」で牡蠣・ほや・ウニ。
さすが地元のクオリティ。足が早めの海鮮は港町で食べるに限る。
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久慈のハイライトは「奥の店」。
店名とAM3時まで営業っていう、地元の〆の店。
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スナック使いも居酒屋使いもできるハイブリッドなカウンター。
ラーメンもつまみもビールも「全部500円」っていう、女将さんが1人で営む店。
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完全に久慈の記憶は「奥の店」になった。
そして人口3万人の町はお盆休みでも静かな印象だった。
昼間は「あまちゃん」の再放送で観光の人たちも多そうだけどね。
そして、翌日は終日の雨予報が確定。ゲリラ豪雨的な時間帯もありそう。2日後も同様。今回の台風が影響しているのだろう。
居酒屋会議で、チャリやそれを持った状態でのアクセスの良くない東北の沿岸の街に停滞するよりも新幹線などのアクセスに優る盛岡に出ようと。その後の進路などによっては帰れなくなるリスクも踏まえてね。
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初日でエスケープを決定。台風関連の雨の沿岸トレイルは気が乗らない。
2023年夏の「みちのく潮風バイクパッキング」としては、これにて終了。
久慈の思い出で締めます。
この記事は正しくは「マサシのみちのくバイクパッキング取材編」でしたね。
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翌日以降の3日間の「番外編」は後日記載予定。
👇動画編はこちら👇(後日UP予定)