見出し画像

DMM 2025 REVIEW by ドリフ

5年連続5回目のDMM。2025年2月8日(土)開催。
山岳ロゲイニングの草レース(練習会)は早春の風物詩になりつつある。
少なくとも自分達の中では(笑。

2021年に仲間内20名程度で地図読み練習&キャンプでスタートしたDMM。
他にはない独自のレースコンセプトと独特なポイント設置から、圧倒的なリピート率に加え、口コミでの初参加も増え、今年は42組100名での開催となった。

レースコンセプトやポイント設定などは、ドリフの盟友ナオキングをレースディレクターとして、彼のアドベンチャーレースチーム「冒険中毒」メンバーで運営。

ナオキング

設営のためにメンバーで8度ほど現地に足を運び、構想から準備まで要した時間は累計まる10日以上。約2ヶ月にわたり週末の殆どを費やしてくれました。
(時間と人工、実費・諸経費を含めると参加費が破格なことは想像頂けるかと。)

ドリフの立ち位置は、事務局&広報担当。
今年のテーマは、昨年より人数増(120%)の中で、効率的な運営をすること。特にレース後の集計からの表彰までのスピードアップですね。去年はスマホ電卓と紙での集計で手間取った反省の解消です。そんな打ち合わせもスタッフ間で事前に共有しつつ当日を迎えてました。

以下、運営視点での記憶の記録です。

All photo & movie by nasucawa(冒険中毒)

▪️会場設営・スタート

6:00 会場設営開始・オリエンフラッグ設置
7:30    設置完了/受付・スタート手順確認

冬の朝6時は夜明け前なんですね。

8:15    受付開始
9:00   ブリーフィング開始
9:30   スタート

受付は効率化のため、事前に参加者にチーム一括でのお釣りなしのお支払いをお願いしたので、迅速な受け取りが実現。受付後のフローも計画的に行い、滞りなくスタートできてホッとした。

受付景
ブリーフィング景
地図配布以降は作戦会議に熱中
ここでの作戦が結果を左右する

牧場周辺のオリエンテーリングを完了させてから、ロゲイニングスタートとなる。
RDナオキングの意図した通りに、見事にスタート時間が分散した。計画的中に感服。

DMMはアミューズメント

以降、6時間のレース。
撮影班nasucawa(冒険中毒)の写真から抜粋。

道なき道を下ったり
よじ登ったり
達成感あったり
船の中で作戦会議したり
(DMMは旅要素あり)
藪を漕いだり
藪を漕いだり
ローカルのグルメポイント
(DMMは旅要素あり)
帰りのフェリーにギリでマジ走りしたり
フェリー帰り組は疲労困憊したり

▪️ゴール〜集計

みんないい表情だ。
6時間遊びきった疲労と満足感。

ゴール後の充実感
初ペアで6時間一緒に過ごす大人たちだったり
大人の笑顔が見られて嬉しい

15:30の関門間際から16:00の表彰式の30分強で得点計算と順位づけを行う必要がある。ここが運営上最大のボトルネックであった。(昨年はヒアリングして電卓でポイント計算をしたので、集計に1時間以上かかった反省あり。)

ゴール後に参加者自身で獲得したCPをチェックしてもらい、事務局3人体制で専用のスプレッドシートに入力。30分で無事完了。滞りなく進行できてホッとした。

集計の合間には、冒険中毒のヤスさんファミリーが豚汁のサービス。
冷えた体に染み渡ったはず。

最高のシチュエーションで食べる豚汁
ヤスさんファミリーありがとう

各チームの参戦記は「#DMM2025」でインスタグラムなどで検索を!

▪️草レース結果(順位など)

アドベンチャーレース、オリエンテーリングのトップチームの強さは圧巻。
(ロゲイニング素人のドリフなので詳細コメントは割愛)

印象に残ったのは、OMM経験者やトレランの100マイラーよりも上位の地図読み経験あるハイカーが上位に来ることがあったこと。

トップ3のチームには表彰時にコメント頂きました。

チーム「はにぷー」
チーム「仙元山&ランボーズ(仮)」
(なんと当日マッチングのソロ参加のペアで2位入賞)
チーム「浅中PTA」

▪️参加者のコメント

印象に残ったいくつかの言葉を振り返ってみます。ドリフ的にはアスリートレベルは度外視して、地図読み初級者&中級者の感想メインで記載します。

「出来なくて悔しいからこそ楽しかった。」

アイアンマンレースやトレランの100マイラー、OMMストレートAを走る方達から多く聞かれました。地図読みの正確性が問われるDMMの特徴を楽しんでくれたからこその言葉ですね。(レースディレクター様々です。)

「去年より計画的にやったらポイント獲れた」

2年連続出場のリピーターのチームから複数聞かれました。事前のルート設定の重要性を再認識したり、たけぷーのポッドキャストで予習したりしていたそうです。

「後日また"おさらい"しにきます。」

ハマってくれたからこその言葉。既に日程を決めている人達も複数居るようです。冒険中毒主催の初心者向けレビューもあるとかないとか。

「マジこんなとこ入るの?って戸惑った」

これこれ。僕たちも未だに思います。たまに止めたりもします。今年も冒険中毒内では却下されたポイントがあったとかなかったとか。でも確実に山のリスク対処力は付きますよ。

▪️ハイキング・トレランの「その先の遊び」へ

一番、感じていることは、外遊びの入り口になりやすいハイキング・トレイルランニングの「1歩先の外遊び」になること。

共にシーンの成熟や個の成長を経て、ハイカー・ランナーが次に熱量を注ぐ「外遊び」を探すケースが今後増えて行くと思います。
「アドベンチャーレース」「オリエンテーリング」「ロゲイニング」は延長としての親和性が高いと考えています。実際そんな熱量を感じました。

▪️運営レビュー

進行におけるボトルネックは主として前述2点(「受付」と「集計」の効率化による処理能力UP)だったが、共に事前の準備と参加者への協力要請によって、滞りなく効率的進行ができた。(ホッとしています。)

何よりも冬晴れの最高の環境下で実施できたことは、参加者も事務局も心地よく過ごせたはず。

合間の事務局はゆとりがありました

▪️必要な応募のハードル

「顔の見える仲間内の草レース」

ナオキングのアドベンチャー繋がりか、ドリフに来なきゃ応募できない「クローズド」なイベント。にも関わらずジョインしてくれる人達が増えていくのは嬉しい限り。一方で、皆さんと一言二言交わせるくらいの規模感であることは大事にしたいと思います。(その上限が今回くらいじゃないかと思っています。)

来年以降も見据え、そんなことも改めて感じていました。

▪️最後に

DMMは冒険の入口。
引き続き、ドリフと冒険中毒ではその入口を設けてお待ちしています。
新たな外遊びの入口は戸越銀座にあるはず。待ってます。

参加者の皆さん、事務局の皆さん、ありがとうございました。いつも他力本願のドリフです。

いいなと思ったら応援しよう!