見出し画像

秋が来ました 栗と黒豆のおこわ

お休みの日に、
隣町の朝市に行くと、
秋の食材が並んでいました。

栗や落花生、さつまいもの茎、
お客様に差し上げるぶどう、梨などが
買えました。

電気圧力鍋で栗を茹でます

栗は洗って、水に浸して30分、
栗の先端にキッチンばさみで、切り目を入れた後、
電子圧力鍋に
栗とひたひたになるくらいの水をいれて、
高圧で10分かけます。

切れ目のところに、指をいれると、
簡単に栗が剥けます。

栗と黒豆のおこわを作りました

早速、栗と黒豆でおこわを作りました。
炊飯器にもち米3合と目盛どおりの水、
醤油大さじ1、清酒大さじ1、
茹でた栗150gほど、
炒った黒豆30gほどを加えて、
炊きます。

秋が来たら冬の備えを

栗と黒豆は
生命力の源である腎を補います。

「医心方」には、
「ある人が脚の弱る病気になった時、
栗の木の下に行って、
数升の栗を食べたところ、
すぐに立ち上がって、歩けるようになった。
これは栗の実が腎の働きを助けるからである。」
と、記されています。

次の季節、寒い冬になると、
腎の機能が弱ってきます。
冬が訪れる前に、
腎の働きを助ける栗を意識して
摂りいれたいものです。

もち米は中焦(脾胃)を補い、
気を益す、
身体を温める食性を持ちます。

この日は、茄子とピーマン、鶏ひき肉を炒めて、さつまいもの茎のきんぴらも作りました。

栗(食味食性/甘温、帰経/脾胃腎)
健脾、益胃、補腎、強筋、活血、止血、止咳、化痰
黒豆(食味食性/甘平、帰経/脾腎)
活血、利水、解毒、健脾、益腎、補血
もち米(食味食性/甘温、帰経/脾胃肺)
補中、益気、健脾、止瀉、固渋、清虚熱

日本中医食養学会・編著「薬膳食典 食物性味表」


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集