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スピルバーグ監督の自伝的映画「フェイブルマンズ」
こんにちは、サカモトです。
今回は、映画「フェイブルマンズ」を見てきたという話です。いやぁ、なんか色々と考えさせられてしまった。
この映画は今月13日に予定しているアカデミー賞のノミネート作品です。作品賞の最有力の映画と言っていいでしょう。
スピルバーグ監督の自伝的映画
ちなみに、この映画はスティーブン・スピルバーグ監督の自伝的映画です。
スティーブン・スピルバーグ監督といえば、これまで数々の名作映画を作ってきたことで知られています。
「ET」「未知との遭遇」「ジョーズ」「インディ・ジョーンズ」「ジュラシック・パーク」「シンドラーのリスト」「プライベートライアン」「マイノリティ・リポート」などなど。監督作品を上げていくときりがありません。
そうそう昨年見た「ウエスト・サイド・ストーリー」もスピルバーグ監督作品でした。これもとてもよかったです。
1946年生まれなので、現在なんと76歳だそうです。これまで数々の賞を受賞し、キャリア的にも終盤に入ってきたにも関わらず、アカデミー賞を狙えるレベルの作品を作り続けていることに驚きです。
映画の内容
映画はエンタメ要素のある明るい映画を想像しましたが、終始重苦しい感じです。
幼い子供の頃に映画「地上最大のショー」を見に行き、その迫力から映画の面白さに目覚めていくところから話は始まり、映画監督になるまでの10代の成長と青春を中心に描かれます。
家族の不和、ユダヤ人への差別(スピルバーグ監督はユダヤ人なのです)、失恋など、終始重苦しい雰囲気がつきまとっています。
多分、ここ最近のアカデミー賞をとる映画が、貧困や多様性など社会問題を扱った明るいだけじゃなくて、ちょっと影がある作品が選ばれる傾向にあるからでしょう。そういう意味で本気でアカデミー賞を狙ってきたといえるでしょう。
そういう意味でアカデミー賞の最有力候補と見ます。
親とのエピソードが印象的
中でも父と母とのエピソードが考えさせられます。
母は主人公が映画を撮るときに一番の理解者でした。一方でキャンブに行ったときは、車のライトをバックに妖艶なダンスを踊るなどかなり自由な感じです。
一方父は、出世欲の強い人で、仕事で実績を上げて、家族の事情はお構いなしに、はじめにGE、さらにIBMへと有名な会社にどんどん転職してしまいます。それによって、家族は振り回され、疲弊し、喧嘩するんです。
「どうして、引っ越したんだ」と父に突っかかり、父は父で「家族のために責任ある仕事をしているのに、なんで理解しないんだ」という具合です。このあたりは非常に日本的だなと感じたんですけどどうなんでしょうかね。
とにかく、エンタメ要素は少なく、楽しめる映画ではないですけど、ただ、印象に残る映画でした。万人受けはしないと思いますが、僕は好きな映画でしたね。
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