映画「返校」の衝撃!
こんにちは、サカモトです。
映画「返校」を見た!「返校」は戒厳令下、1960年代のの台湾の高校を舞台にしたホラー映画です。
ストーリーは、次の通り
ある高校で発禁本を隠れて仲間たちと読んでいた。
そそのシーンからすぐに主人公が拷問を受けるシーンに変わります。そして、そこから夢の中に。夢の中で妖怪などに追いかけられるという、そんな話です。
この映画は、戒厳令下(白色テロとも言うようです)の台湾を描いていて、とてもいいと紹介されていたので、見てみたわけです。(こちらの本もまた感想書きます。)
見てすぐ5分位で衝撃を受けました。
なんと、台湾は1949年から1980年代の後半まで戒厳令下で自由のない時代だったことはなんとなく知ってましたが、その実態はよく知りませんでした。
映画の冒頭で、
「自由が罪になる世界で
僕らは生きていた
発禁本を読むと命を落とす時代だ」
というナレーションが入ります!
なんと、発禁本を読むだけで命を落とす、そんな時代があったことは驚きでしかありません。本を読むだけですよ。
日本にいると、第二次世界大戦後の世界は平和だったと思いがちです。しかし、そんなことはないのです。
世界では至る所で戦争があって、アジアだけでも、朝鮮戦争、ベトナム戦争などかあって、北朝鮮や中国などでは独裁政治、さらにカンボジアではポル・ポト政権が大虐殺を行っていたなど、とにかく大変なところばかりというのはよく知ってました。
しかし、台湾は中国の隣で、今は不穏な雰囲気ですが、なんとなく平和な国というイメージがありましたが、全然そんなことなかったのですね。ショックです。
学校の様子も描かれますが、怖い先生が校門の前に立って目を光らせたり、軍隊のように並べさせられて歩かされたりと日本の戦争時の抑圧されたときのことが想起されます。
国民を抑圧する社会はどこも似たような社会で、ひどい状況ですね。しかし、知らないことはいっぱいありますね〜
ホラーの要素もありますが、それよりも1960年代の台湾の様子を知るのにいい映画だと思います。そういう意味でオススメ!
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https://www.netflix.com/title/80237223?s=a&trkid=13747225&t=cp&clip=