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教育はあくまで子どもが主役ということをわきまえないといけないよねという話!「子どもが教育を選ぶ時代へ」を読んで

野本さんの「子どもが教育を選ぶ時代へ」を読んだ。

野本さんの本はこれまで読んできて、3冊目になります。今まで書いた書評はこちら!

2冊とも面白くて、3冊目となる本書は楽しみにしていた本で、読んでみたら想定通りでした。

なんと、野本さん、太っ腹なことにはじめにと第一章のはじめの部分を公開してくれてます。

ということで、感想を書いていきます。

誰が読んだほうがいいか


まず、この本を読んだほうがいい人ですが、子どもの教育に悩んでいる人、もしくは海外の教育などの現状について興味がある人などでしょうか。

プロイセン式と21世紀型教育の違い


あと、読む前提としてプロイセン式と21世紀型教育についてはあらかじめ知識としてあったほうがいいと思います。

まず、プロイセン式ですが、今までの学校教育で行われてた教育形式で、先生が教壇に立って、生徒に一方的に教えるものです。通常、学校教育と聞いて思い浮かべる形式ですね。

それに対して21世紀型の教育は「四つのC」、すなわち「criticalthinking(批判的思考)」「communication(コミュニケーション)」「collaboration(協働)」「creativity(創造性)」を教える形式のものですね。生徒に知識を一方的に教えるのではなく、考えさせることに重点を置いた方式ですね。

そのへんの説明はこちらの動画を見ていただくといいかもです。とても、分かりやすいです。

ちなみに、今は世界の潮流は21世紀型の教育が主流なものの、21世紀型だけというわけではなく、プロイセン型とのハイブリッド型のところが多いそうです。

作者の野本さんはマレーシアで子どもに教育を受けさせているそうですが、学校によって、下手すると先生によって千差万別だそうです。学校によって、当たり外れが出そうですが、マレーシアでは一旦始めたことをやめてはいけないという常識がないから、カジュアルにやめることができるということで、自分にあわないと思えばどんどんやめていくそうです。

あと、発達障害の子も一緒の教室で学んでたりするので、授業中に歩きまわる子がいたりするので、そういう環境に合わない子は無理でしょう。

結論

この本の結論は、プロイセン型がだめで、21世紀型教育がいいといでてるわけではありません。万人に合う教育形式はないという身も蓋もない答えですwwwまさしく、この結論こそ何ごとも言い切らない

21世紀型

と言えますね。

ここから自分が読み取ったこととしては、やっぱり子どもの教育の主役はやっぱり子どもということ。

親が子どもをどういう人間にしたいばかりを優先するんじゃなくて、まず子どもに合うか合わないか、子ども自身が何をやりたいかが一番重要ということです。子どもに全部合わせるのは、お金の点や仕事の観点から行けば全部できないのですが、それでも子どものやりたいを一番に考えていきたいな。

という至極当たり前の結論になりましたが、この世の中一番むずかしいのは当たり前のことだったりします。当たり前を大事にしていこう、そう強く思いました。



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