戦争の悲惨さをこれでもかと描く!映画「西部戦線異状なし」
こんにちは、サカモトです。
今回は、映画「西部戦線異状なし」の紹介です。
この映画は今年のアカデミー賞のノミネート作品でもあります。
最近のアカデミー賞のノミネート作品には、すっかり定番となったネットフリックスオリジナル作品です。ネットフリックスはアカデミー賞のノミネートにまでは毎年必ず持っていくので、すごいなと思います。
あと、この映画は、日本ではなかなかお目にかかることのできないドイツ映画になってます。英語と比べて力強いドイツ語は力強さを感じますね。
そういうところもこの作品のお楽しみポイントでしょうか。
内容
あるドイツ人の青年が希望に燃えて、志願して戦場に行くも、戦場での現実に打ちのめさせられるという話です。この辺は戦争ものとしてはよくある話ですが、ちょっとリアルでしたね。
今回の映画での特徴は、停戦交渉の様子も交えているところだそうです。この停戦交渉の様子を描くことで、映画に厚みを与えていると思います。
感想
戦場の悲惨さがこれでもかと描かれます。塹壕の中で、味方の兵士がどんどん死んでいく様子、相手の兵士を殺す様子、雨が降ったあとのどろどろの戦場など、とにかく悲惨さがリアルで少し気持ち悪くなりました。
あと、演出として、対比をうまく使っているように感じました。はじめは、学生時代のシーンですが、希望に燃えているわけで、浮かれているわけです。軍服をもらうシーンでは早く戦場に行きたいですと言ったりするぐらい前のめりなわけです。
それが戦場に行くと、悲惨な現実が待っているわけです。ただ、戦場の悲惨さを描くだけじゃなくて、はじめのシーンとの落差によって、より悲惨さを際立たしているなと。
あと、ところどころで将校のシーンが挟まれるんですけど、将校はお屋敷みたいなところで優雅にコーヒーを飲んでたりするんですね。そことの対比もうまく演出されてました。
考えたのはウクライナのこと
見ていて思ったのは、ウクライナのことです。今日もウクライナの戦場では、映画のような悲惨な状況ではないかと悲しくなりました。
戦争というのは、とにかく悲惨だし、人の心を荒廃させていくものです。
とにかく、戦争はやるべきではないし、早く終わらせるべきと思いました。戦争の悲惨さを知るいい映画だと思います。
あとですね、ウクライナの戦争が続いている現状、もしかすると、このアカデミー賞をとっても不思議ではないかもですね。