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家庭料理において高級食材をオススメしない理由【家庭料理の最適化_19】

安い食材を求めて遠方のスーパーまで行くもののなんだかんだ疲れて帰り道にビールを買ってしまい、むしろマイナスになる漢、

オレはゆうじです。



本日は高級食材を使うことについて。


基本的に僕は家庭料理においては、

あまり高級な食材を使わないほうがいいと思っています。


単純に値段的なところもありますが、
家庭料理というフィールドとの相性が悪いというのが主な理由です。


もし調理するのだとしたらヘタに味付けせずにそのまま食べるのが一番いいと思っているのですが、

なぜそうなのか?普通の食材とどう違うのか?
そしてもし調理するとしたらどういうことに気を付けたらいいのか?

みたいな話も絡めながら書いていきます。



理由は3つ

①高い
②個性が強すぎる
③最適解は引き算



参ります。



①高い

もはや数稼ぎしてんじゃねーかってくらいの理由すみません。

当たり前ですが高級食材なので高いです。


たくさん料理するなら別にいいじゃねーかって言われそうですが、
高級食材の味に慣れてしまうというのが一番怖いところかと思ってます。

高級食材を使えばそんなに技術がなくてもそのものがおいしいので、料理がうまくなった気になってしまいます。

そして同じ食材で通常のものを使ったときに同じように調理をしても、なぜかおいしくならないという現象に陥ってしまうことも。

高級食材を使った味を自分の調理技術で超えることができず、

高級食材を使った味にしか満足できなくなってしまう。


そして高級食材を手に入れるため高いお金を払い続けなければならない。

全然サステナブルじゃないです。




②個性が強すぎる

これが一番重要かと思ってます。

高級食材がなぜ高級かというと、
生産量が限られていて希少性が増しているから
(需要に対して供給が少ない)

ってのが正直ほとんどですが、

実際めっちゃくちゃうまい

ってのはけっこうあると思います。



例えば
このイチゴは糖度が45%で通常の20倍です!なのにめっちゃでかいです!
とか
このお肉は国内に数頭しかいない和牛からほんのちょっとしかとれない超希少部位です!
みたいな

こういう内容を考慮せずに

ゆーてもイチゴはイチゴ、牛肉は牛肉そんな変わらんでしょーがなんつってあれこれ味付けするから大変なことになったという被害報告が戦後最大の数を記録しました。(※は?)



要は食材の特徴をしっかりと理解しておかないと終わるってことです。


食材の個性が強すぎるため、下手なことしたらむしろ悪くなる
なるべく個性を生かした調理をすることが大事

そこで次のテーマというわけです。




③最適解は引き算

食材の個性を生かして調理をする。

ということは余計な味付けをせずに、その食材を主役に料理を考えるということ。
どちらかというとレストラン的なアプローチの仕方かと思います。


家庭料理は足し算の考え方がメインだと思ってます。

足し算の料理とは

弱小チームに突如やってきた優秀なコーチがいろいろ紆余曲折ありながらも、なんだかんがみんなコーチを慕って頑張っているチーム。

みたいなイメージ。


ちょっと雑ですがあえて言うなら要は、

味付けでなんとかしてるってこと。

どんな組み合わせでもこの黄金比で作ったタレがあればOK!みたいなアレです。



では引き算的な調理はどういうことかというと、

一人一人がチームの頭晴れるくらいの超実力者でありながら、たった一人のトップオブトップに従い、あえて脇役に回っている。

こんなイメージですね。

あえて全体の味の要素を減らすことによって、一つ一つの味を際立たせるみたいなことです。


あくまで主役は高級食材であり、味付けすらも高級食材を活かすための要素でしかなくむしろ味付けをしないという選択肢も用意しておかねばならない。

そのまま食べたほうがおいしい高級食材をどう調理すれば、単体で食べたときのおいしさを超えることができるのか?


そういうわけで高級食材へのアプローチとしては
引き算の料理が最適だと思ってます。


この引き算の料理をマスターするには
高級食材がどういう味の要素を持っているのか、そして自分が思い描く完成形はどのようなもので、そこに近づけるためには何を「しない」のか

みたいなことが必要になってきます。


じゃあ味付けしないでそのまま食べればいいじゃないかって思うんですけど、

最初のテーマで書いたように
自分の料理レベルが高級食材単体の味に勝てず、高い食材を買い続けなければ満足できなくなってしまうというリスクをはらんでいるということです。

金ならいくらでもあるから気にしないZE!!!ってことなら別にいいです。


とはいえとはいえ
もし料理上達を目指しているのなら、

ある程度どんな食材でも扱えるようになることを優先したほうがいいかと思います。


一通り覚えたうえで、
「高級食材の味を調理で超える」
という難問に挑んでみるといいんじゃないでしょうか。



というわけで本日は
高級食材をオススメしない理由についてでした。


ちなみにご褒美でたまに買ったりするのはめちゃいいと思います。
そしてあれこれ考えずにそのままの味をぜひ味わってください。


というか適切に調理された高級食材を食べたいならそういうのはお店で食べればいいじゃんって思いますね。
もちろん自分で買うよりそれこそ量も少ないのに値段は倍とかになると思いますが、その道のプロが手掛けた味を体験できるのなら安いもんです。


あくまで家庭料理は無理せず、サステナブルにできることを意識していきましょう。


終わり!!!


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