- 運営しているクリエイター
2024年1月の記事一覧
Dub Master X「SENTIMENTAL DUB」
1982年、日本初といわれているクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」が原宿にオープンしました。
原宿で20年以上働いていると、一度は耳にしたことのある伝説のクラブ。
以前、取り上げたプラスチックスの中西俊夫率いる「MELON」、ヤン富田らとMELONのサイドプロジェクトである「WATER MELON GROUP」、日本初の Dubバンド「MUTE BEAT」坂本龍一などのライブ、日本におけるD
The Strokes 「Is This It」
ニューヨーク、アッパーウエストサイドにある、富裕層の子供達が集まる学校。のちにThe Strokesを結成する4人はここで出会います。
ロックンロールバンドといえば、労働者階級の出身者が多い中、少し珍しい生い立ちの彼ら。そんな彼らが表現するロックンロールが当時の日本のファッションにどんな影響を及ぼしたのか。
今回はそんなお話を。
彼らがデビューした2000年初頭において音楽業界は、ヒップホップ
ザ・フォーク・クルセダーズ「悲しくてやりきれない」
今回は、日本音楽界の革命児と言われたザ・フォーク・クルセダーズについて書いていきたいと思います。
さて、ザ・フォーク・クルセダーズ(通称フォークル)と聞いて、どんな曲を思い出しますか?もしくは知っていますか?
1960年代の後半から1970年代にかけて、当時はテレビが一家に1台普及し出した時代でもあり、世間の興味はテレビへと移行していましたが、サブカルチャーや音楽に興味のある若者たちは、まだト
Tom Waits「Grapefruits Moon」
”グレープフルーツみたいなお月さま”
独特の比喩ではじまり、月夜の美しい夜に聴きたくなるナンバー「Grapefruits Moon」。
今回紹介するこの曲は、Tom Waitsの1stアルバム『ClosingTime』に収録されています。
時は70年代。
ウエストコーストロックが世間で注目を浴びる中、トム・ウェイツは73年24歳で西海岸ロックの象徴と言われるアサイラムレーベルよりデビューを飾
Everything But The Girl 「Each and Every One」
「Everything But The Girl」
トレイシー・ソーンとベン・ワットの二人組のユニットで、ポストパンクの代表的なバンドでありネオアコースティックの原点とも言われている「Everything But The Girl」。
2人は元々チェリーレッドという同じインディーズレーベルに所属し、別々に音楽活動をしていましたが、1982年レーベル企画によってユニットを結成することになります。
「さよならなんて云えないよ」
「さよならなんて云えないよ」
小沢健二
ドイツ文学者の父と心理学者の母の間に生まれ、祖父は右翼の大物フィクサー。なんといっても叔父がかの有名な世界的指揮者 小澤征爾。そして本人も東大卒。そんなサラブレッド一家で育った小沢健二。
今回ご紹介する曲は、この小沢健二の「さよならなんて云えないよ」です。
そもそも小沢健二を知ることになったきっかけは、彼が以前組んでいたバンド、フリッパーズギターを知る