見出し画像

【見しにくれぬるとは】 大河ドラマ 「光る君へ」 第41回

何ばかり 心づくしに 眺めねど
見しにくれぬる 秋の月影

二人が見上げた空に、初めて月が見えなかった回でした。

敦成様を東宮にしたことを、スパッと尋ねるまひろ。道長のお返事は情に訴えるだけで、説得力はありませんでした。「昔の約束」を持ち出せば何でも通ると思うなよ。まひろはそんなにちょろくない

さらに道長は行成に対しても居丈高な態度を取っていましたが、こんなに大切な人を遠ざけてしまう時こそ、人心を失いつつある兆し。ずーっとずーっと後の銀河の時代に、ラインハルトがキルヒアイスの手厳しい一言を受け入れられなかったことに通じます。(違)

一番大切にしなければならない人を突き放して、誰が道長を理解してくれると言うのだろう。

そこに、六条御息所と化した明子女王とその息子が追い打ちをかけてきます。でも、六条御息所が自発的に生まれたのではないのと同じで、六条明子も自然発生的に生まれたわけではありません。道長よ、お前の責任もあるんやで。

紫の上は死にました

原作者ネタバレ死という斬新なナレ死パターンが突っ込まれ、いよいよ光源氏のラストが近づきました。それを見越してか、「源氏物語」が終わる前に「紫式部日記」が同時並行で登場しました。

清少納言は得意げな顔をした酷い人になってしまった

一時期は仲良しだったのに、あんな物言いをされたら、これくらい書きたくなるわよね。後世の我々は、このくだりを読んだ時、初めから仲が悪かったとつい思ってしまうけれど、書かれていないところにこそ真実があったりするものです。私だって、noteに書かれていることが全てではないし、むしろ書いていないところに本当の私がいるのです。

仲間のために強くなろうと思える

ルフィ双樹丸の存在意義はまだ見えませんが、「怒ることが嫌いな人の遺伝子」をパパから受け継いだ堅子ちゃんが楽しいならそれでいい… か。

「すき(はあと)」と軽々に告っちゃう妍子ちゃんやら、傷心顕信くんいきなり出家とか、地味に色々あって今回も終わりです。って今回も実資が香盤ラストだった!!!

明日も良い日に。






いいなと思ったら応援しよう!

いしまるゆき
言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。