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耳鳴り潰し262(ソニック3、二人の描写、Lと米津玄師)

 いつの間にかこちらのkindle書籍に星5つのレビューが増え、文章レビューもいただいていた(AIイラスト集アカウント)。ありがとうございます。

 ヘビ年謹賀新年イメージ画像がすごい勢いで使われている。画像を使っていただいて終わり、ではなくて、今年からは使用された記事にスキをつけて回ろうかと考え中。

 朝食時映画「テッド」の続きを観た。おっぱいの出てくる場面で息子は都合よくよそ見をしてくれていた。最近観た映画の中で一番笑っていた。

 隣の駅近くにあるイオンへ。映画「ソニック × シャドウ TOKYO MISSION」を観るため。

 正月は映画館の一般料金が安くなる。昨年も同様に「スパイファミリー」劇場版を観に行っていた。飛行機が落ちる場面で椅子が揺れ、4D映画だったのかと思ったら、能登の地震がこちらにまで響いていたのを、映画が終わってから知ったのだった。地震だと言いながら出て行ったのは一人だけだった。

 その時以来の映画館となるから、春休みも夏休みもスルーしていたわけだ。
 聴覚過敏の方が心配だったが、本編始まる直前の完全な静寂の際の耳鳴りと、キンキン声のキャラクターが話すところでビリビリ来る以外は、大丈夫といえた。

「ソニック・ザ・ムービー2」を公開時に観に行かなかったことを後悔していたので、何を観るか決める際に「モアナ2」に意見が流れないように敢えて情報を伏せていた。悪い父親でごめん。あと行く途中で娘の意見を否定してしまった。「デスノートのLのモデルって米津玄師だよ」と言ってきたので、そんなことはない、と説明してしまった。米津玄師のデビュー前からデスノートは連載していたのだと。

 映画の内容はというと、いろいろ考えさせられるところがあった。ネタバレを多少含みます。

 ジム・キャリー演じるロボトニック博士。もともと彼を観に来た。彼の祖父も登場し、ジムは二役を演じる。また、ソニックも自分とよく似た相手であるシャドウと対峙することに。

 AI画像生成をやっていると分かることだけれど、一人の人物を描いてもらうのと、二人を描いてもらうのとではクオリティが違ってくる。二人が同時に魅力的に仕上がることはなかなかない。一人に集中して描かれる方が高クオリティとなる。

 ソニックとシャドウは対決する者として描かれるため、個人個人として描かれる。冒頭のシャドウの脱出シーンの格好良さなどは見ものである。
 一方ロボトニックの二人は共闘するため、常にセットで描写される。二人ともキャラが濃いため、くどすぎるくらいに。その結果魅力が二倍になっているかというと、そうでもない。終盤のロボトニックの演説シーンで私は感涙することになるのだが、それは祖父がいなくなってからのことだ。

 そしてロボトニックを陰で支え続けていたエージェント・ストーンが報われるところも良かった。

 本屋で娘向けに藤本タツキ「さよなら絵梨」、息子向けに小学校で習う漢字が全部載っている本を購入。

 異想随筆集5「洗濯と原始人の向こう側」追加。洗濯物が溜まっているので、タオルを巻いて外に出ようという話。


 年末年始なので夫婦二人とも家にいると、「どっちがやるの?」という家事が現れる。そしてどっちもやらないでいるということになり、溜まっていく。というわけで洗濯物が何日分も溜まってしまった。このままでは着るものもなくなってしまう。タオルが過剰にあるので最悪タオルを巻いて外に出ればいいのだが、そうしてしまうと、今後も「タオルを巻けばいいじゃない」という風になっていき、常識から外れてしまい、人間の尊厳も忘れてしまい、最終的にはタオルになってしまう。だからタオルを巻くのは止めておく。代わりに洗濯をすればいいのだが、寒い季節であり乾きにくいこともあり、もういっそ洗濯をしないという選択をすればいいのでは、とも考えてしまう。ここまで来るとタオルを巻くよりも危険な思考に陥っている。

泥辺五郎 異想随筆集5「洗濯と原始人の向こう側」より


  今日の一枚「夜の公園で開かれているヘビの集会」


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泥辺五郎
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