耳鳴り潰し78
最近異常なペースで創作を続けていたので(でもどこかで一段落つけるといつも「あれ、今日何もしてなくね?」となる)気付くのが遅れていたが、最近頭痛に悩まされることがなくなっている。頭の締め付けも以前と比べたら随分と弱まっている。脳脊髄液減少症発症後の定期健診で「液量はほとんど戻ってますね」と言われた際に「こんなに症状が残っているのに?」と逆に落胆して、痛み止めを薬局でもらうのを忘れた日から20日。その日から比べて随分症状は治まってきているのだ。
筋トレも始めた。前かがみにはなれない、轟音の耳鳴りが常時続く、それ以外はもはや健常者と変わりないと言える。
Kindle Unlimitedで講談社の小説が大量に解禁されていたので、読んだことのあるお勧め本をXで連投ポストしたのをここでまとめてみる。
中島らも「今夜、全てのバーで」
舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる」
西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」
多和田葉子「献灯使」
舞城王太郎「九十九十九」
小島信夫「抱擁家族」
西村賢太「藤澤清造追影」
高橋源一郎「ゴーストバスターズ」
色川武大「遠景・雀・復活」
藤枝静男「或る年の冬 或る年の夏」
安部昭「千年・あの夏」
古井由吉「雪の下の蟹/男たちの円居」
藤枝静男「凶徒津田三蔵」
色川武大「生家へ」
高木彬光「ミイラ志願」
恒川光太郎「竜が最後に帰る場所」
舞城王太郎「山ん中の獅見朋成雄」
花村萬月「續 信長私記 」
花村萬月「惜春」
丸山健二「夏の流れ」
小島信夫「殉教・微笑」
小島信夫「月光・暮坂」
西村賢太「羅針盤は壊れても」
舞城王太郎「されど私の可愛い檸檬」
藤枝静男「悲しいだけ 欣求浄土」
高橋源一郎「虹の彼方に」
舞城王太郎「イキルキス」
色川武大「狂人日記」
花村萬月「ウエストサイドソウル 西方之魂」
野坂昭如「とむらい師たち」
角田光代「ロック母」
佐伯一麦「ノルゲ」
西村賢太「東京者がたり」
西村賢太「夜更けの川に落葉は流れて」
多和田葉子「犬婿入り」
舞城王太郎「短篇五芒星」
高橋源一郎「今夜はひとりぼっちかい? 日本文学盛衰史 戦後文学篇」
花村萬月「帝国」
町田康「へらへらぼっちゃん」
町田康「耳そぎ饅頭」
花村萬月「信長私記」
古井由吉「水」
高橋源一郎「日本文学盛衰史」
藤枝静男「田紳有楽 空気頭」
古井由吉「木犀の日 古井由吉自選短篇集」
小川洋子「ブラフマンの埋葬」
西村賢太「瘡瘢旅行」
高橋源一郎「ジョン・レノン対火星人」
町田康「つるつるの壺」
というわけで並べてみたけど、逆にどれを手に取ればいいかわからなくさせてるだけのような気がする。
ので、現在の私を形作っている二冊を取り上げてみる。
高橋源一郎「日本文学盛衰史」
藤枝静男「田紳有楽 空気頭」
高橋源一郎「日本文学盛衰史」
文豪が現代によみがえり、なんやかんやする話。
この影響で、森鴎外と谷崎潤一郎が殴り合ったりする話やら、中島敦が中島みゆきを聴きながら何か書く話やら、漱石の家のみりんを飲む鴎外の話やら書いた覚えがある。
藤枝静男「田紳有楽・空気頭」
弥勒菩薩が化身した骨董屋とか、ぐい呑みと金魚の恋とか、まあ細かいことは考えず、「小説は何を書いてもいい」と認識するのに最適な一冊。後年読み返すと「空気頭」の方にぐっとくる。
中島らもや藤枝静男や綿矢りさの未読本をDL。吉村昭もたくさんあったので、当分読むものに困る心配はなさそうだ。これらの本の解禁期間がどれくらいかは分からない。七月中だけか、夏の間か。
「架空書籍紹介」シリーズ、50冊目~56冊目追加。ここから巣立っていくネタが増えてきた。また、画像生成の際の失敗作がインスピレーション元になる場合もある。
息子の宿題ではカタカナ学習が始まった。ひらがなは一日一字だったのが、カタカナは一日五字とペースアップ。いわれてみれば確かに、カタカナってひらがなよりも簡単だ。自分が小学一年生の頃にどんな勉強をしていたか全く覚えていない。
最近はカナちゃんと公園で遊べていない息子だが、学校では相変わらず仲良しなようで、しきりにカナちゃんの名前が出てくる。詳しい話の内容を語りかけたところで「あ、虫!」と言って虫を叩こうとしてそれっきりになってしまった。残念。
「大正・昭和初期異色短編小説アンソロジー」読了。綿矢りさ「ウォーク・イン・クローゼット」を読み始めた。怖い。
今日の昼に新作絵本投稿します。