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inagakijunya
耳鳴り潰し40
鳴り続ける巨大な耳鳴りを潰すために書き始めたこの文章も40回目となる。ここのところ大半が息子とカナちゃんの遊びの記録になっている。カナちゃん初登場はいつだろうと読み返してみたら、初回から出ていた。同じ幼稚園の一つ下のエストニア人リカと出会った印象が強かった。その後ブランコで隣り合わせになった同じクラスのカナちゃんと息子はいつの間にか話し始めていた。
このところの体調不良は、これが本来の自分の姿なのではないかと思い始めた。妻がフルタイムで働くようになり、家で一人でいる時間が多くなった。気が緩んで本来の体調が表に出てきた。誰かがいる間は気が張って元気でいられた、というような。
「探偵物語」第五話に水谷豊が出ていた。松田優作と二人で井上陽水「心もよう」を歌っていた。YouTubeにもあったので貼っておく。
今週のシロクマ文芸部「金魚鉢」に「声がら」で参加する。蝉の抜け殻のように、人の声の殻が部屋の中に残っている話。脱皮する金魚、脱皮する野良犬から皮をもらったり、去った恋人の残した「声がら」とやり取りする話。
とっかかりは歌詞の読み間違いからだが、その後何をどうしてこういう話ができあがったのか、うまく説明はできない。元々こういう話があったのを書き写しただけのような。「木の中に仏があるのを掘り出していく」という彫刻家の言葉のような感じ。書き終えた直後に「そういえば今日は何も書いてないな」という感覚に襲われたくらい。
今日は疲れたというので息子の公園遊びはなし。のんびりする息子の横でツチヤタカユキ「前夜」を読み始める。読み終える。「笑いのカイブツ」のその後の話。狂気じみたネタ作りの日々に戻っていく作者の話。
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