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「Into the Unknown」
※約5年前に書いた「音楽小説集(現在凍結中)」の中の一編。娘と一緒に観に行った「アナと雪の女王2」の話が中心。最近テレビでやって家族で見返したので思い出した話。
動画はこちら
以下本文。
娘のココと「アナと雪の女王2」を観てきた。もはや小説でもなくただの感想文(注釈:ココ=泥辺五郎の娘。現在マッドカプセルマーケッツ小学校に通う(『WALK!』参照)一年生)。
「Into the Unknown」は主人公のエルサ(声:松たか子)が劇中で歌うバージョンと、エンディングで中元みずきが歌うバージョンがある。これは前作で「レット・イット・ゴー」のエンディングバージョンをMay.Jが歌ったパターンを踏襲している。中元バージョンは演奏からして骨太で声量もとんでもない。ココには上映中は静かにするよう注意していたが、エンディング曲を口ずさむのは止めなかった。
完全にネタバレを含むので、バレを知りたくない方はここで引き返して下さい。
お風呂に入りながら。
「ココ、アナ雪2の感想言える?」
「エルサが、雪でドバーってやって、水を止めた!」
「うん、いきなり最後のシーンと来たか。エルサ強いよな」
健三郎はお風呂に持ち込んだミニカーで延々と衝突事故ごっこをしている(注釈:健三郎=泥辺五郎の息子。レッド・ツェッペリン「移民の歌」が大好きな2歳児)。
「最初からお話の説明するね。アナとエルサの両親が生きてた頃に聞かせてくれた、昔話から始まる」
「たーるー」健三郎がタオルを要求してくる。お風呂でパチャパチャして顔が濡れたのだ。タオルを渡せば自分で拭く。
「当時のアレンデールの国王、アナとエルサのお爺さんは、森の中で精霊と共に暮らす人々と交流を始めました。友好の証にダムを建設して贈り物としました。しかしその完成式典の最中に、彼らは争い始めてしまいます。その戦いの中でお爺さんは命を落としてしまいます。当時少年だった、アナとエルサのお父さんは誰かの手で助けられ、国に帰りました。その森は精霊達の手により閉ざされてしまい、誰も入る事も出る事も出来なくなってしまいました」
「でもオラフ(雪だるま)は入ろうとしてな、跳ね返されて、バイーンバイーンって何度もやってな、オラフめっちゃ笑ってた」とココは途中で思い出した事を挟んでくる。
というような感じでアナ雪2のあらすじを最初から最後まで語り聞かせた。予備知識なく観て(1はDVDで多数観賞済み)、他の人の感想も読んでないのに、けっこう覚えてまとめきれたと自負している。長くなるからここに書く事はしない。
ちなみにココは「Into the Unknown」を松たか子バージョンと中元みずきバージョンを歌い分けていた。お風呂場で中元みずきバージョンは、耳が痛くなる。健三郎は歌い分ける事など考えずに叫ぶから、なおさら耳に来る。
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