耳鳴り潰し88
娘に詰められるたび更新される「恋愛小説集」に「美形vsゆらゆら帝国」追加。
美形だのなんだのは、身体的特徴に過ぎない、といった論は以前「殺し殺され問答とVS殺し屋修行編(殺され屋8)」でも書いた。
半年前に書いたのか。随分自分の状況が変わってしまった。
殺され屋シリーズも完結まで構想はとっくにできているのに進められていない。ばっさりと全体的に作り変えたくもあり。
娘がカナちゃんのために作ってあげたアクセサリーを、カナちゃんがランドセルにつけてくれているのを見て、娘はとても喜んでいた。しかしカナちゃんが欲しいのは「けんちゃんがつけてるやつ」らしい。交換しようという話になっていてキュンキュンする。
先日大勢の友だちと娘が遊んでいるところに、偶然通りかかった彼氏が、娘と他の男が遊んでいるのを見てやきもちを焼いた、という話を聞いた。もう話題が異次元過ぎてついていけなくなっている。あれか、小さい頃から恋愛ドラマとかに触れておけばよかったのか。ラブソングにおける「君」って何? とか深く考えない方がよかったのか。
中島らも「ロカ」を読んでいると、時々野坂昭如やみうらじゅんと混ざりあってしまうことがある。しかしこの小説には筒井康隆や野坂昭如の名前はそのまま出てくるのに、黒柳徹子は白柳徹子だし頭脳警察は「ブレイン・ポリス」だったりと、現実と虚構が入り混じっている。近未来私小説という形を、自分でも書いてみたくなる。
「劇場版3D あたしンち 情熱のちょ〜超能力♪ 母大暴走!」を観る。家で観ると3Dでもなんでもないが。クライマックスで感情を動かされて泣きそうな息子の手元にタオルをそっと差し出す。43分という短さだが、公開された2010年当時、2Dから3Dへの変換は1分で100万円かかったのだとか(Wikipediaより)。