
耳鳴り潰し245(ブラック企業ごっこ、ホワイト企業ごっこ、遺伝)
寒いので昼の散歩はなし。娘と同じクラスの仲の良い子がインフル発症したらしく、娘も様子見。いくらでも時間を取れると思って油断していたら、午後からずっと子どもたちとの遊びに付き合わされていたので、ルーティン創作の短歌と架空書籍紹介をできず。まあ毎日にこだわっていたわけではなく、たまたま毎日していた、というだけ。気持ち悪ければ今日二作ずつやればいい。
押し入れの中のおもちゃをいろいろ引っ張り出して、主に人形劇的な遊び。娘も中学にあがればこういう時間も変わってくるのだろうか。二人とも「アナと雪の女王2」に出てくる歌をよく歌っていた。最近繰り返し観たため。二人で掛け合いもする。その他「ムジカ・ピッコリーノ」で使われていた懐かしい曲なども。
その前に「ブラック企業ごっこ」「ホワイト企業ごっこ」もしていた。
「ブラック企業の定番やろうか」と私。
「やってやって」
「昨日のミスの件、なんでこんなことになったんだ? 事情を説明したまえ」
「それはですね……」
「言い訳するな!」
「理不尽な。パパ昔これやられたの?」
「あったね。最初にいた部署で、かなり神経が参っている様子の人がいて。後に辞めてったけど」
「では契約内容を説明します。うちは9時から18時までが定時となっており、残業は禁止です。定時になったら即タイムカードを押して、そこから0時まで仕事を続けてから退社してください」
「ちょっとどういうことですか」
「休憩時間は昼休み一時間となっていますが、食事時間10分、トイレ5分を目安にして15分以内に休憩を終えてください。それ以上の休憩をされた場合は、その時間分給料から引かせていただきます。たとえば45分間昼寝してしまったとすると、45分分の給料を引く形となります」
「めちゃくちゃだあ。パパ実際そんなことあったの?」
「これは大げさに言ってるだけ。休憩は普通にしてたよ。忙しい時期はトイレのついでにパン食べてすぐ現場に戻る、みたいなことはしていたけど。あと残業時間は、80時間を超えてはだめ、45時間以上の残業は年に6回まで、という決まりがあるんだ。超えそうな月は自主的に早めにタイムカードを押して調整とかはしていた。
では仕事を始めます。営業さんが頑張って、会社のキャパを遥かに上回る仕事量を取ってきてくれているので、皆さん終わるまで帰れません」
一方ホワイト企業ごっこ。
「うちでは残業は禁止です。営業さんはうちのキャパをしっかり把握しているので、仕事量は確実に定時内に終わる量しかありません。自分の仕事が片付いた方はその時点で帰っていただいても大丈夫です。給料はもちろん定時分まで出ます。食堂の料理は全て無料となっております。定時になったら会社の電気を消しますので、居残りはできません。もしその日のうちに自分の仕事が終わらなかった場合は、翌日に回していただいて構いません」
そんな企業あるか。
朝も夜も「ホリミヤ」鑑賞。各キャラの心理が掘り下げられていく。堀さんはドMッ気を出し始めていく。私は自分の青春時代に、何か気の利いた台詞を言えただろうかと考えてみる。人形でのごっこ遊び中に、告白シーンがあった。私はうまく言葉が出てこずに「好きだ」としか言えなかった。
「パパは高校時代に告白とかされたことある?」
「パパを好きになってくれた子は、全員内気だったみたいで、告白する勇気を出してくれなかったんだ」
「妄想乙」
OP「色香水」はいつも飛ばされず、最後まで聞き、歌っている。
そういえば朝、布団を畳む際にPANTERA「This Love」、中島みゆき「わかれうた」の後、ミッシェル・ガン・エレファント「エレクトリック・サーカス」が流れた。片付けが終わった後も流し続け、歌い続けた。そういった父の姿を見ているから、娘も突然歌いだしたり踊りだしたりするのだな、と思った。
今日の一枚。「ブラックすぎる企業」

いいなと思ったら応援しよう!
