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耳鳴り潰し180(散髪、40歳までの募集貼り紙、「全部運動不足のせいです」)

 朝、子どもたちを送り出した後で、起きていられなくなり横になる。寝不足なわけではなかった。二時間ほど横になっていたところ、妻からのLINE通話で目が覚める。事情があって職場を早退するとのこと。寝ぼけた声が伝わっていたようで「寝てた?」と聞かれる。

 元々市役所に用事があり出かけなければいけなかったので、妻と入れ違いで出る。「髪切っておいで」と妻に言われる。放っておけば宮本浩次みたいになるまで伸ばしかねない私の癖を知っているのだ。自転車をゆっくりしか漕げないため、ひったくり相手を物色する不審者みたいになる。市役所での用事の最中、目の前に職員がいるのに、対応待ちの間に眠りそうになる。

 いつもの床屋で髪を切ってもらう。「耳鳴り潰し」をたどると、前回は三ヵ月前っぽい。

 もちろんかつてのサングラスの店長はもういない。亡くなっているから。大きな鏡に映る私の顔に父の面影が宿っていた。確か前回も似たような感慨にふけった気がする。

 帰り際に「パート急募!」という張り紙のある建物の前を通った。その紙が目に入った瞬間、そこで働く自分の姿を想像していた。しかし「20~40歳まで」という年齢指定に気付く。自分はもうその枠からはみ出してしまっていた。同世代がプロ野球の監督する側に回る年齢になっていた。

 兎野卵「いきなり1行目から書く物語制作術 創作実践シリーズ」読了。最近ずっとこの人の本を読んでいる。自分でもこういったものを書きたくなってくる。

 架空書籍紹介(148冊目~154冊目)追加。
 実際に取り組みたい企画が多くなってきてパンクしそうだ。

 息子からの宿題であった、新作プチブロックの合体ロボットを組み上げる。息子の感想は「普通だね」だった。自分でどんどん強化していった「ぼくのかんがえたさいきょうロボット」の方がずっといい、ということだろう。

 娘と息子のじゃんけんが一度で決着がつくのを見たことがない。いつも三回はあいこを挟む。この日の夜、息子「ハイキュー」娘「銀魂」で意見が別れたのでじゃんけんをしたら、七回あいこの末に娘が勝っていた。

 夢の中でかつての同僚が女医さんになって出てきて、私を診察してくれた。いろいろと症状を訴える私を「全部運動不足なだけです」と一刀両断した。「もっと外に出なさい」「いろいろ企画に参加しなさい」と勧めてきた。


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