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ただ守りたい… 生徒会選挙編

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「ただ守りたい…」の生徒会選挙編 141話〜151話
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2024年7月の記事一覧

ただ守りたい… 141話

ただ守りたい… 141話

11月初旬

乃木坂高校では、既に文化祭の名残は無くなり、次の行事に向かって、慌ただしく動いていた。

特に生徒会が。

昼休み

大園: まゆちゃん、選挙規則の方はまだですか?

田村: え?もうちょっと待って!今はまだ、今朝の会議の報告書を作ってるから!

大園: 分かりました。では、こちらで仕事を請け負いますので…

中田: あ、待って、桃ちゃん。それはマズいかも。パクッ

大園: なぜで

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ただ守りたい… 142話

ただ守りたい… 142話

乃木坂病院

○○: こんばんは。

幸村: あら、深川君。お見舞いですか?

○○: はい。お願いします。

幸村: かしこまりました。では、こちらをどうぞ。

○○: ありがとうございます。

生徒会の助っ人となり、一緒に仕事をし始めたその日のバイト終わり、○○の姿は乃木坂病院にあった。

幸村: 今日も呼ばれたんですね笑

○○: なんか、寂しいらしくて笑。日中の様子はどうですか?

幸村:

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ただ守りたい… 143話

ただ守りたい… 143話

生徒会室

灰崎: 田村さん、今日の会議の準備はできてる?

田村: バッチリだよ!

灰崎: なら、最終確認をしようか。

田村: はーい!

桜井: なぁちゃん。引き継ぎ資料はどのぐらいできた?

七瀬: ん〜やっと4割ってとこや。歴代から引き継いできたもんが、中々面倒でな〜

中田: 笑、曲者が多いからね、歴代の副会長は。

桜井: そっか。でも、もう4割なら良いペースじゃん。

七瀬: ま

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ただ守りたい… 144話

ただ守りたい… 144話

日曜日の朝

この日、とある即席の会場で、1人の男を奪い合う女達の熾烈な争いが繰り広げられる。

第1回
"○○の胃袋をガッシリと掴む最高の料理上手決定戦"

(美月が考案、珠美は賛成、紗耶は苦笑い、飛鳥は嘲笑、理々杏は知らない)

この戦いに参加する者達は、およそ1週間の準備期間を経て、この日の朝を迎えた。

それぞれで、やってきた準備や当日の朝の行動は違っていたが、ずっと強く持ち続けていた意思

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ただ守りたい… 145話

ただ守りたい… 145話

○○: じゃ、始めようか。

この○○の言葉で、全員が準備を始め、すぐに舞台が整う。

さくら: そ、それでは…えっと……

○○: 笑、端折って良いよ。

美月: ダメ!せっかく考えたんだから!

さくら: …ならお姉ちゃんが代わりに言って。

美月: しょうがないな〜笑

飛鳥: とか言いながらニヤけてんじゃん。自分で考えた大会名を、ドヤ顔で言いたいだけでしょ笑

美月: そ、そんなことない!

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