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ただ守りたい… 141話

11月初旬


乃木坂高校では、既に文化祭の名残は無くなり、次の行事に向かって、慌ただしく動いていた。


特に生徒会が。




昼休み



大園: まゆちゃん、選挙規則の方はまだですか?


田村: え?もうちょっと待って!今はまだ、今朝の会議の報告書を作ってるから!


大園: 分かりました。では、こちらで仕事を請け負いますので…


中田: あ、待って、桃ちゃん。それはマズいかも。パクッ


大園: なぜです?


中田: だって、桃ちゃんは明日、明後日に会議が入ってるから、それどころじゃなくなるでしょ?パクッ


大園: 確かに……すみません、忘れてました。


中田: 笑、モグモグ…私がやっとくよ。選挙規則については、私も一部考えたし。


桜井: 文化祭の会計処理は完全に終わったの?


中田: うん。今朝終わった。パクッ


桜井: なら、昼食後からよろしく。


大園: よろしくお願いします。


田村: お願いします!


中田: モグモグ…まゆちゃんは合間に私のパソコンに、データ送っといて。


田村: はい!


灰崎: 大園さん、明日からの会議の打ち合わせをしよう。


大園: はい。


灰崎: 大園さんは昼食をまだ食べてないでしょ?


大園: まだです。


灰崎: なら、食べながらで。僕もまだだし。


大園: 分かりました。


桜井: 謙心、投票用紙のテンプレートの作成は?


灰崎: 終わってます。


桜井: さすが。



と、こんな感じで、生徒会室では、役員達が朝も昼休みも放課後も、生徒会選挙と新生徒会への引き継ぎに向けて、必死に仕事をしていた。


しかし…



桜井: なぁちゃんは、投票箱の手配は終わった?


七瀬: …


桜井: ん?なぁちゃん?


七瀬: っ!!なんや?


桜井: 投票箱の手配は終わってる?って聞いたの。


七瀬: あぁ、もう終わらせたで。投票日の前日に、一応5つ届けてもらうようにしたわ。


桜井: なら、問題ないね。


七瀬: うん。


桜井: ……どうかしたの?


七瀬: いや、なんもないけど。


桜井: そう…


中田: ねぇ、玲香。


桜井: なに?


中田: ○○君、呼ばない?


田村: あ!それ良いですね!!


大園: 会長、ダメです。この前も図書委員長に注意されたじゃないですか。


灰崎: でも、この忙しさは仕事のミスを招きかねないでしょ。


大園: それはそうですが…


桜井: ま、本当なら、この人数でやってきた意地を、最後の仕事でも通したかったけど……そうだね。(なぁちゃんの仕事ぶりも少し鈍いし。)


田村: じゃあ…


桜井: ○○を呼ぼう。


田村: やった〜!!仕事が楽になる!!


大園: 図書委員長への言い訳も考えとかないと…


灰崎: 正直、文化祭の後処理と、生徒会選挙の準備、仕事の引き継ぎ、それに合わせた理事や地域の方々との会議、この4つが重なっている今は、地獄のように忙しいですから、救世主です、深川君は。


中田: 特に今年は、行事の規模を広げたことで、地域との交流を増やしたから、会議の数が多いんだよね〜ほんと、助かるわ〜


桜井: みんな賛成っぽいね笑……なぁちゃんは?


七瀬: ……うん。お助け人を呼ぼうか笑


桜井: …なら早速、放送で呼び出そう。(これは…)



こうして、忙しい生徒会で、お助けキャラである○○の召集が決まったのであった。


一方、そんな○○の方は…




中庭



美月: はい、○○。あ〜


○○: もう、やらないってば。


美月: え〜



賀喜と掛橋を除いた、いつメンで昼食をとっていた。



紗耶: じゃあ、紗耶のはどうです?


○○: お断りさせていただきます。


紗耶: うぅ…


○○: うん。泣き真似には騙されないよ笑


紗耶: …


春時: 笑、紗耶。今日もお前の負けだ。


紗耶: ○○せんぱ〜い!兄貴がヒドいこと言ってきます!!


○○: 相変わらず兄妹仲が良いことで笑


紗耶: そんなんじゃないです!


春時: いや〜そちらには負けますよ〜


美月: うんうん!春時とやんちゃんも中々だけど、私達はもっとラブラブだからね〜


ギュッ


○○: 美月、食べれないから。


美月: なら、食べさせてあげる!


○○: じゃあ、強引に食べる。


美月: クッ…なんちゅう力…



腕に抱きつく美月をそのままにして、昼食を食べ進める○○。



日奈子: パワー!!!


さくら: っ!!


飛鳥: 日奈子、突然大声出さない。さくちゃん、ビクってしちゃったじゃん笑


日奈子: ごめんなさい!さくちゃん、ごめんね。


さくら: いえいえ。


飛鳥: ってか、兄妹仲の話をしてるけど、さくちゃんはあれに入んなくて良いの?笑


美月: ○○〜〜


○○: 美月も食べないとでしょ。


美月: 私は○○からエネルギーを吸い取れるから問題なし!スゥ~


○○: 何言ってんの、全く…


さくら: いや〜あれは、ちょっと違いますから笑


飛鳥: 笑、まぁね。


さくら: それで言ったら、飛鳥先輩は入らなくて良いんですか?


飛鳥: 私はやらない。


さくら: …そうですか……ニコッ笑


飛鳥: え、それなんの笑み?


さくら: なんでもないですけど。


飛鳥: ……アンタ、この半年で随分と強かになったね。


さくら: どうも笑モグモグ


日奈子: したたか?


飛鳥: 強くなったね、って意味。


日奈子: うわぁ〜お!さくちゃん強くなったの!!なら、力試しだ!!


さくら: そういうことじゃないです。


飛鳥: そうだよ、日奈子。


日奈子: なんだ〜力が強くなったわけじゃないんだ〜


飛鳥: 笑、どこぞの戦闘民族かって。


さくら: 脳筋。


日奈子: の、脳筋…


飛鳥: さすがの日奈子でも意味が分かったか笑…にしても、やっぱり強くなったわ、さく。


さくら: そんなことないですよ〜モグモグ


美月: あ〜その唐揚げ美味しそう!私にもちょうだい!


○○: なら、器の方に…


美月: そんなのめんどくさいから、私の口に直接どうぞ!ほら、あ〜


春時: おぉ…どこからでも繋げてくるな笑


紗耶: 美月先輩強し…でも負けない!!○○先輩、紗耶の卵焼きあげますから、紗耶にも唐揚げください!


○○: 唐揚げ無くなっちゃうんだけど…


紗耶: 先輩は、紗耶が作った卵焼き食べてくれないんですか?


○○: え、それ紗耶ちゃんが作ったの?美味しそう〜


紗耶: ほんとですか?!


美月: なっ…


○○: 分かった。唐揚げ1つと交換で、その卵焼き食べてもいい?


紗耶: はい!どうぞ!


○○: ありがとう…パクッ……おいしい!紗耶ちゃん、料理の腕あげたね!


紗耶: うわぁ!ありがとうございます!!明日も作ってきます!!


春時: 今日は、朝練がないから作れたのに、これからは毎日作る羽目になりそうだな。大丈夫なのか?笑


○○: それなら無理しなくても…


紗耶: 兄貴!余計なこと言うな!○○先輩、明日も美味しいおかず作ってきますね〜



良い流れを止めかけた春時に対しては、鬼のような顔を見せ、○○に対しては満面の笑みを見せる。



○○: う、うん…


春時: 顔の変化よ笑


美月: …作る…


○○: ん?


美月: 私も作る!


○○: 何を?


美月: 私も、○○のお弁当作るの!!


○○: いや、大変だから作らなくても…


美月: 作るったら作るの!!


○○: …早起きしないとじゃない?


美月: 早く起きる!!


○○: う〜ん…


春時: ま、美月のやりたいようにさせれば良いじゃん。昼飯代も浮くし、美月の手料理が食べられるわけだしさ。


○○: そうだね。じゃあ、美月、お願いね。


美月: やった!!!美味しいの作る!!


○○: 楽しみにしてるよ笑……って、あれ?


飛鳥: 美月って、料理できんの?


美月: っ!!!



飛鳥の質問に、美月の表情が固まる。



春時: 確かに、美月のそういう話は聞いたことないな。


○○: そういえば、美月が料理してるところは見たことないかも。さくらは……そりゃあるか。


さくら: ううん。私も…ムグッ!


美月: さ、さくら、ちょっと我慢してね〜



先の言葉を予測し、その言葉が発せられないようにと、美月は瞬時にさくらの口を手で覆う。



さくら: …ほぉがないな〜笑



口を手で防がれたさくらは、笑顔で細めた目で、美月の方を見る。



美月: やっぱり予定変更で、明日…いや、明後日から、○○のお弁当を作ります!!


○○: 別にそれは、美月の都合の良いようにしてもらって良いんだけど…


紗耶: 美月先輩勝負です!!


美月: 受けて立つ!!


飛鳥: あ、それならさ、明日は私と勝負しない?やんちゃん。


紗耶: え?


○○: どういうこと?


飛鳥: だから、○○の弁当を私も作ってきてやるって言ってんの。二度も言わせんな。


○○: ご、ごめん…だけど、大変だから…


飛鳥: 作ってきてやるよニコッ


○○: …よろしくお願いいたします。


飛鳥: うん。楽しみにしてろ。


○○: はい。


飛鳥: ってことで、やんちゃん。勝負だ。


紗耶: おぉ…飛鳥先輩との勝負……頑張ります!!


春時: なんか盛り上がってきたな笑


日奈子: え〜〜!○○ばっかりズルい!!私も、みんなの手料理食べたい!!


紗耶: もちろんですよ!日奈子先輩の分も、少しだけ作ってきます!


飛鳥: しょうがない。ちょろっとだけ作る。


日奈子: やった!!!ありがとう!!


春時: あの〜ちなみに俺の分は…


紗耶 飛鳥: 作らない。


春時: ですよね笑


○○: 春時にも、僕の分から分けるよ。気になるでしょ、紗耶ちゃんや飛鳥の手料理の味は。


春時: さすが○○…いや、心の友よ!!


紗耶: 燃えてきた!!!


飛鳥: よし。


日奈子: 楽しみ、楽しみ〜!!


美月: (お姉ちゃんか美波に頼まねば…)


さくら: (飛鳥先輩、早速動いたな。にしても、お姉ちゃんは明後日までに、料理ができるようになれるかな?)



と、○○へのお弁当対決の話がまとまり出したところで…


ピンポンパンポーン



「2年1組深川○○君、生徒会室まで来てください。繰り返します、2年1組深川○○君、生徒会室まで来てください。」



ピンポンパンポーン



春時: おっと…


美月: え〜!行かないでよ!○○!


○○: いや、呼び出しは行かないとだから笑


春時: 選挙に向けての手伝いだろうな、用件は。


飛鳥: さすが裏の生徒会役員笑


○○: え、僕、そんな風に呼ばれてるの?笑


飛鳥: うん。ね?日奈子?


日奈子: 璃勇君や雅史君が言ってた!!


○○: へぇ〜


紗耶: もういっそのこと、生徒会役員になったらどうですか?


○○: う〜ん、僕は今みたいに仕事の手伝いをするだけで、正式に役員になるつもりはないかな。


紗耶: そうなんですか。


○○: だって、僕よりふさわしい人がいるわけだし。


紗耶: 別にそんなことは…


春時: 紗耶、良いのか?○○が役員になったら、こうやって昼に集まれなくなるぞ笑


紗耶: あ、確かに…○○先輩、ダメです!役員になったら!


○○: 笑、元からそのつもりだって。


飛鳥: ほら、早く行きな。桜井先輩や七瀬先輩が次の行動をとる前に。


春時: そうだな笑。特に、七瀬先輩はめちゃくちゃだし。


紗耶: うんうん。


さくら: やんちゃんもそう思うの?


紗耶: まぁ、中学の時から知ってるからね。


さくら: そういえばそっか。


飛鳥: さくはまだ分からない?


さくら: はい。あんまり会ったこともないので。


飛鳥: ふ〜ん笑……美月はよく分かったでしょ?七瀬先輩のめちゃくちゃなところが。


美月: よ〜く、分かってる!文化祭の時も勝手に○○を連れ出したし、家に泊まらせたし!!


日奈子: そうだそうだ!!七瀬先輩ズルい!!


春時: 笑、そうだな。さ、そんな七瀬先輩が動き出す前に、○○は行ってこい。


○○: …うん笑



単なる笑顔とは違うような、どこか負の感情を含んだ笑顔を浮かべながら、○○は席を立つ。



飛鳥: ん?


美月: ?


○○: じゃ、行ってくるよ。


春時: おう、頑張ってこいよ〜


日奈子: 頑張れーー!!○○!!


紗耶: 頑張ってください!


さくら: いってらっしゃい。


美月: ちょっと待っ…


飛鳥: 美月。



一瞬だけ見えた、○○の表情の違和感に気づいた美月が、歩いていく○○を引き止めようとしたが、同じく違和感に気づいた飛鳥が、それを止める。



○○: なに?


飛鳥: いや、なんでもないよ。ね?美月。


美月: …うん。頑張って!○○!!


○○: 笑、了解。



みんなに見送られて、○○は生徒会室に向かった。




生徒会室前



○○: ……ふぅ…



コンコン



「どうぞ。」



ガチャ



○○: 失礼します。


桜井: よし、ちゃんと来たね、○○。


○○: はい、呼ばれましたから。


桜井: 諦めの表情って感じだね笑


○○: まぁ、用件は何となく分かってましたし、今のここの状況を見たら、確信しましたよ。


桜井: お、それなら話が早い。手伝ってくれる?


○○: …僕が手伝うとして、具体的には、何を手伝えば良いんですか?


桜井: 生徒会選挙に関する仕事を、主にやって欲しいかな。他の報告書関係や、新生徒会への引き継ぎ関係は各々にやってもらわないとだし。


○○: じゃあ、生徒会選挙関係の仕事だけで良いんですね?


桜井: 笑、そこまで念押しされると、逆に他の仕事も…


大園: 会長。


桜井: 冗談だって笑


○○: 桜井さん…完全に、大園さんの尻に敷かれたんですね。


中田: 1年近く経って、やっとだよ笑


田村: え〜桃ちゃんは、会長の上に座ってるの?!


灰崎: 惜しい。


田村: くっそ〜


桜井: ……で、手伝ってくれる?


○○: 生徒会選挙に関する仕事だけだったら、手伝います。桜井さん達3年生の最後の依頼として。


桜井: 笑、最後か〜どうしようかな〜


大園: 深川君、よろしくお願いします。


中田: とうとうツッコまれもしなくなった笑


桜井: ひど〜い!


○○: 自業自得ですよ。


灰崎: よろしくね、深川君。


○○: うん、よろしく。


田村: ってことは、○○君は、毎日ここに来るの?


○○: あ、やっぱりそんな感じになりそうな仕事量?


灰崎: そうだね笑。深川君の仕事をこなす速度にもよるけど。


○○: 笑、灰崎君がそう判断したんなら、僕がどれだけ頑張っても、毎日来ることになりそうだ。


灰崎: もちろん、空いてる時間だけ来てね。無理して来なくては良いから。


○○: 分かった。


桜井: 今回は、風紀委員の仕事はそのままで。


○○: じゃあ、放課後に来れるのは、火曜日だけです。


田村: え〜〜今日の月曜日は?


○○: バイト。


田村: 水曜日。


○○: 見回り。で、木曜日はバイトで金曜日は見回り。


田村: ほんとに他の曜日は全部埋まってる…


中田: キツくなったら言ってよ。無理させるわけにはいかないし。


○○: あれ、なんか前より優しくないですか?笑


桜井: いや〜


中田: えっとね〜


大園: この前、図書委員長に注意されたんです。それで、会長達は少し慎重になってるんですよ。


○○: あ〜なるほど、鈴木先輩に。


灰崎: あの人、妙に圧があるから笑


田村: 噂だと、本を粗末にした人は排除されるらしい…


○○: 笑、排除って、どういう意味?


田村: 分かんない。


灰崎: まさかの物理的に、とか?笑


○○: いやいや…


桜井: ちなみに絢音は、純奈やみり愛に次ぐレベルで腕っ節があるからね。


○○: マジすか…


灰崎: 絶対に怒らせたらダメなタイプですね笑


中田: それが分かってるから、私も玲香もなぁちゃんも、こうして慎重になってるの。ね?なぁちゃん。


七瀬: うん。そやで。


桜井: ってことで、○○にはキツくない程度に手伝ってもらいます!


○○: 了解です笑


桜井: さ、じゃあ○○のサポートをするのは…なぁちゃんやる?


七瀬: …いや、ななは引き継ぎの方が、まだ結構残ってるから無理や。


桜井: え?あ、そうなの?…なら仕方ないね。代わりに……桃ちゃんできる?


大園: 分かりました。


○○: 大園さん、よろしく。


大園: はい。では……まずは、深川君のパソコンを用意しないと、何もできませんから、下の倉庫にあるパソコンを1台持ってきてください。


○○: OK。鍵は…


大園: すみませんが、職員室にありますので、取ってきてからで。


○○: 職員室ね笑、すぐに行ってくる。



そう言って、○○は生徒会室を出て、職員室に向かった。



中田: 随分と、スムーズに行ったね。


桜井: まぁ、私達の最後の頼みっていうのが効いたんじゃないの?笑


中田: どうなんだろ笑


田村: きっと、○○君も会長達が、会長達じゃなくなるのが、悲しいんですよ!!


桜井: 笑、そうだったら、なんか嬉しいかも。それだけ、○○にとって、良い会長だったってことだろうから。


大園: …別に、深川君にとってだけじゃないです。


桜井: え?笑


大園: 先輩方は、生徒全員にとって、良い会長達だったと思います。


中田: おっと笑、急に嬉しいこと言ってくれるじゃん。


桜井: 桃ちゃんがそういうことを言ってくれるなんて……感激!!桃ちゃん、ありがとう!!


田村: あ〜〜桃ちゃんだけズルい!私も先輩方は最高だと思ってますよ!!


中田: 笑、後出しでも、まゆちゃんの場合は嘘っぽく聞こえないから、嬉しいわ。


桜井: 笑、ありがと。さぁ、あとは謙心だけだけど?


灰崎: 僕ももちろん、そう思ってます。


桜井: ……なんか、謙心だけ嘘っぽくない?


中田: 確かに笑


灰崎: ヒドいですね〜笑


桜井: なぁちゃんはどう思う?


七瀬: う〜ん…その場しのぎって感じやない?笑


桜井: やっぱり、なぁちゃんもそう思うか……なら、ダウト!!


中田: 残念、灰崎君。


灰崎: 先輩方がそう思われるのなら、それでかまわないです笑


桜井: 張合いがないな〜笑


灰崎: 褒めて欲しいんなら、田村さんにお願いします。


田村: ?…任せてください!!


桜井: よろしく笑…ってかさ、なんでなぁちゃんは、○○のサポートを断ったの?せっかく良いパスを出したのに。


七瀬: 良いパスって笑……余計なお世話や。


桜井: ふ〜ん…


大園: さ、皆さん。仕事を再開しましょう。


中田: だね。


田村: 頑張るぞ!


桜井: ありがとう、桃ちゃん。じゃあ、みんな。○○と協力して、最後の仕事、完璧にこなすよ。


「はい!」



こうして、生徒会は○○を助っ人に加えて、最後の仕事に取り組んで行くのだった。



to be continued






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