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【エッセイ】僕の好きな食べ物「あなご飯」

こんにちは、ドラドランドです。

今日は、僕の好きな食べ物「あなご飯」について、
話していきます。


それでは、どうぞ!



どんぶりの蓋を開けると、
香ばしい匂いがした。

そこには、めいいっぱい敷き詰められた、
あなごの蒲焼と、
タレを吸い込んで柔らかくなった
ご飯があった。


まず、あなごの蒲焼だけを口に入れる。

口に入った瞬間、香ばしい香りが、
鼻から抜けていった。

一口噛むと、
焦げ目がほんのりと苦かった。

再度2口目を噛むと、
ほろほろにあなごが溶けた。


続いて、ご飯と一緒に。
タレを吸い込んだご飯が、
あなごの蒲焼の香ばしさと絡み合い、
ものすごく美味かった。


みるみるうちに箸が進み、
気がつけばもうどんぶり半分に。

ここからは、アクセントに山椒をふりかける。


あなごにかけて食べると、
ただ辛いのではなく、
最初に酸味を感じた。

その後に、
酸味の後から隠れるようにして、
ピリ辛がやってきた。

甘辛いタレでたるんでいた僕の味覚を、
覚醒させてくれた。


そのまま、山椒をかけてあなご飯を食べ続け、
残り一口。


そこで僕は、あえてたくあんに変更した。

最後の一口は、
全く違うお供にしようと。



結果は、大成功だった。

たくあんのみずみずしさと、
あなごのこってりさがちょうどよくぶつかり、
食感はおろか風味すらも変えてしまった。


最後の一口を食べ終え、
蓋を閉める。


美味かった。




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