下重賢慎(健大高崎2年)
最新情報:下重初完投で健大4季連続群馬V
10月6日の秋季群馬大会決勝で、健大高崎が東農大二を下し、先輩の代から続く県内不敗神話をアップデート。
先発のマウンドを託された下重賢慎が優勝投手という、公式戦初の完投勝利で飾っている。9回7安打1失点8奪三振の下重らしい内容で、相手打線を翻弄させた。
今大会の全成績は下部に掲載してあるので、最後まで読み進めてくれ。
健大9/16新チーム初戦
センバツ王者として臨んだ夏の甲子園は惜しくも2回戦敗退となったが、9月7日から早くも秋季群馬大会が開幕する。
健大高崎の相手は、桐生第一vs6校連合の勝者だ。やはり夏の群馬大会で健大と大接戦を演じた桐生第一に分がある。
そうなると、健大の先発は下重賢慎が濃厚だろう。
まだ公式戦でロングイニングを投げていないだけに、そこを含めた奪三振ショーが見どころだ。
奪三振率に引けを取らない被安打率、それらをもって、ここまで超高校級の防御率を誇っている。
このまま最後まで読み進めれば、下重の凄まじさに衝撃を覚えるはずだ。能力的には断然、京都国際の西村一毅より高い。
春夏連覇Vロード2戦目は名門対決
英明に辛勝したセンバツ王者の健大高崎が14日、奈良の強豪校・智弁学園と激突する。持ち前の打線爆発、健大の本領発揮が見どころだ。
初甲子園で全国デビューの下重賢慎
初戦で先発し3.1回無失点の下重賢慎。地元の北海道から声援に駆け付けた家族が見守るなか、健大のシン・ドクターKが甲子園デビューを果たした。
自慢の奪三振ショーは演じられなかったものの、被安打3奪三振2与四死球2の粘投で大事な試合序盤を守り抜いている。
健大初戦は甲子園開幕日!
第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪フェスティバルホールで行われた。
健大高崎は大会初日の第2試合、香川代表の英明高校との対戦カードが決定している。
健大の超絶ドクターKが佐藤龍月の穴を埋める
昨秋から県内無敗、いわゆる群馬三冠というグランドスラムで甲子園春夏連覇に臨む健大高崎。
ところが三冠目となる夏の群馬大会を制した4日後、全国に衝撃が走った。
センバツ2024の優勝投手である佐藤龍月のチーム離脱が報じられる。
エース不在で挑む春夏連覇
左肘の側副靭帯損傷と疲労骨折により、佐藤が登録メンバーから外れた。近日中のトミー・ジョン手術を予定しているが、実践復帰は早くても春先になる。
秋以降の新チームを見据えても、健大高崎は長らくエース不在を余儀なくされ、肝心の甲子園春夏連覇にも赤に近い黄色信号が灯った。
だが部員91人の大所帯を抱え、レギュラー組でも控え選手でも分け隔てなく練習メニューを組む、育成方針に抜群の定評がある健大高崎だ。
ゆえに「大所帯なんだから選手層が厚くて当然」という訳ではない。満遍なく選手を育むからこそ、強いチームが生まれる。
彗星の如く現れた健大の第3エース
そうした公平公正の環境下において、佐藤・石垣という健大が誇るダブルエースの影に隠れながらも、この春に頭角を現した2年生左腕がいる。
健大の青柳監督に「3番目のエース、プロも狙える」と言わしめた、道産子の下重賢慎だ。
身長はダブルエースを上回る182cm。長いリーチを鞭のように駆使し、バッタバタと三振の山を築く。
今大会は背番号18ながら、チーム初戦に先発。初回の先頭打者から10連続奪三振という群馬大会新記録を成し遂げた。
モンスター下重誕生
観衆の度肝を抜いた、圧巻の10者連続奪三振。2014年の9者連続を抜き、10年ぶりの記録更新という偉業をやってのけた。
同時に群馬の新ドクターKが誕生した瞬間でもある。この日は4イニングスで11奪三振。12アウトのうち、11を三振で仕留めるモンスターぶりを発揮している。
この夏は準々決勝でも先発を務め、2度の登板ながら奪三振率は驚異の17.00。甲子園では佐藤不在に伴い、背番号も18→10へと昇格した。
今夏の聖地で健大高崎の新10番を背負う群馬のドクターK、下重賢慎に注目だ。
以下の動画では、下重も甲子園に向けた意気込みを語っている(4分40秒~)。
下重賢慎:プロフィール
出身は同じ2年生のチームメイト、石垣元気や加藤大成と一緒の北海道だ。
中学時代は石垣と共にリトルシニアの北海道選抜として、全国3位の好成績を収めている。
中学2年の時点で身長180cm、加えて9種類の変化球も操っていた。
健大高崎に進学し、初マウンドを踏んだのは1年生の若駒杯。この大会は例年11月上旬に開かれる、1年生限定かつ7回制という群馬特有の新人戦だ
結果は佐藤龍月と石垣元気のダブルエース擁する健大高崎が優勝したなか、下重はブロック予選の準々決勝と代表決定戦で2番手として登板。
決勝トーナメントでの出番はなかったものの、130km台中盤のストレートを中心に好投を演じた。
そして公式戦デビューは、翌2年春の群馬大会3回戦。
先発のマウンドを託された下重は、高崎経大附打線を相手に2回パーフェクトピッチングでデビュー戦を飾っている。
健大高崎は春季群馬大会を制し、続く関東大会に進出。下重は初戦のマウンドに上がり、自身初のドクターKを発動させた。
この日の下重は3イニングスを投げ、デビュー戦の群馬予選同様にパーフェクトピッチングを披露。
初回トップバッターに味方のエラーで出塁を許したものの、後続を全三振に仕留める8者連続奪三振で宇都宮商業を圧倒した。
まずは、公式戦デビューを果たした春季群馬大会の投手成績から振り返っていこう。
下重賢慎:全データ
春季群馬大会2024成績(優勝)
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