エコノミーと症候群
家族を出て
高い建物に囲まれて
初めは驚いて
だんだん慣れて
自覚なく郷に従って
表現を恥じて
倫を忘れて
雑学を熱弁して
Neighborhoodを消して
自分だけで生きてるつもりでいて
"高い"に憧れて
"低い"に安心して
振り回されて
それはお前のせいだとして
それは俺のおかげだとして
誰のためで
誰にとってで
てんびんに掛けて
臓器と身体と心を
何かに捧げる
何者かに捧げる
「あ、生きている、幸せだ」
ならよかった
それが一番
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