『将来の夢』に対する違和感
はじめに
「んー、ホテルマンかなぁ…」
小学生時代、お決まりの質問である『将来何になりたいか』に対してこう答えていた。別になろうなんて思ってなかったし、なりたいものなんてなかったけど。
でも聞かれるからとりあえず取り繕っていたんだと思う。正直に「ない」と言う勇気が、当時の俺にはなかった。
学校という場でよく聞かれる『将来の夢はなにか』という質問。
あれってどういう意図で聞いているんだろうか。
子供達に将来の自分像を想像させることで…
なんて言えばいいかな、言葉が出ない。
とりあえず言いたいのは、その質問には昔から違和感を覚えていたということだ。
自分自身に将来の夢なんてなかったから、余計にそう思うのかもしれない。というかぶっちゃけ今もないし。だいたい、将来の夢なんて小学生が持っているものだろうか。
違和感の正体
どうも腑に落ちない…。
気になってしまうと引きずる性分なので、俺はたまらずGoogle先生に聞いてみることにした。
『将来の夢 違和感』と検索をかけてみる。すると、こんなサイトが出てきた。まさにそのタイトルは、俺の心のしこりを取り除いてくれた。
なるほど、違和感を覚えていた理由はこれか。
勝手に、【 将来の夢=なりたい職業 】と結びつけていたのが原因だったのだ。
そりゃあ通りで『将来の夢なんてない』っていう思考になるわ。だって『なりたい職業』なんてないもん。
ならば俺にだって夢はある
将来の夢が職業に縛られないのであれば、俺にだってたくさん将来の夢がある。
・京都に住む
・ウユニ塩湖に行く
・オーロラを見る
・パラオに行く
・マンチェスターユナイテッドの試合を生で観る
・チャンピオンズリーグ決勝を生で観る
・いろんなサッカー選手からサインをもらう
・青春18きっぷを使って日本中を旅する
・自転車で帰れないところまで行ってみる
・日本の世界遺産を全て訪れる
・三内丸山遺跡と吉野ヶ里遺跡に行く
他にもあるが、キリがなくなるのでここまでとする。
夢は本来、自由なもの
ご覧の通り、俺の将来の夢には職業なんて一つも入っていない。でも、こんなにたくさんの夢がある。
夢は本来、なんでもいいと思うのだ。とりあえずお金持ちになりたいでもいいし、働きたくないでもいい。職業に縛られる必要もないし、なければないでいい。
なにも格好のついた将来の夢を語る必要もない。もちろん心の底からやりたいことでもいいし、ちょっと興味があるものでもいい。
なんにも縛られることなく
自由に夢を描いていこうではないか