今日の自由律俳句まとめ２

酒　酒　ポテチ　酒　ポテチ

星さきがけて真紅の空

星さきがける真紅の空

星と星たどれば神話

ソクラテスと同じ星を見ている

黒の底よりオレンジ昇りゆきやがて青

黒の底よりオレンジ昇りゆきて青

オレンジ昇りゆきて青

黒→オレンジ→青　そして朝が始まる

太陽赤く燃えたぎり　海煮えたぎるマグマ

太陽赤く赤く　海煮えたぎるマグマ

マグマの水平線に沈みゆく夕方

太陽沈み海溶けゆく

太陽沈み海に溶けゆく

海マグマとなりて日没

太陽が海に呑みこまれハルマゲドン

太陽が海に突入しハルマゲドン

夕焼け押し潰し夜の帳

夕焼け押し潰して夜の帳

海の底に沈みゆく夕焼け

山の底に沈みゆく夕焼け

太陽のいぬ間の星のざわめき

春の句書いたのに冬に逆戻り

影法師　夜に隠れて　ただひとり

影法師　夜が隠して　ただひとり

酒を飲みたいのか酔いたいだけなのか

安ウイスキーも琥珀色

紙パックだろうが日本酒は日本酒

青と青まじわりし水平線

水平線青と青まじわる

海のその先に地球の輪郭を見る

雪がとけるのを待たず春来たり

残雪の上に春来たり

残雪に春

残　雪　来　春

布団の中、楽園説

あかぎれがしみるたび寒波への殺意

月に向かって思いっきりニンジンを投げつける