![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65287308/rectangle_large_type_2_298a54502c00e8845750d99a6cc7b418.png?width=1200)
ワイン好きに捧げるレシピ#37《柿とマグロと赤ワインと》
なんと、近所の魚屋に大間の本鮪が売られていました!
しかも、1さく1,200円という破格のお値段。
この日は、赤ワインを飲む!と心に決めていた筆者。
本鮪のよさを最大限に生かしつつ、赤ワインとペアリングするレシピを開発してみました。
軽やかな赤ワインと相性抜群なので、今月18日に解禁される今年のボージョレ・ヌーヴォーのお供にいかがでしょうか。
マグロと柿のタルタル
【材料】
マグロ赤身(刺身用) 約200g
【漬けだれ】
A赤ワイン 大さじ2
A醤油 大さじ2
柿 1/2個
Bエシャレット 2個(玉ねぎでも代用可能です)
Bディル 適量
Bオリーブオイル 小さじ1
Bレモン果汁 小さじ1
B塩 少々
B胡椒 少々
※分量:2人分
【作り方】
①鍋にAの赤ワインを入れて加熱し、アルコールを飛ばす。常温になるまでおき、Aの残りの醤油を加えて混ぜ合わせる。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65305552/picture_pc_23c68f8d38b0b2586d5dec13aea7ba37.jpg?width=1200)
②マグロは、ペーパータオルで水分をふき取る。バットにマグロを入れ、①の漬けだれを注ぎ入れて表面にラップをかける。冷蔵庫で約30分おく(保存袋・ポリ袋でも代用可能です)。
③②のマグロを冷蔵庫から取り出し、1cmの角切りにする。漬けだれは別容器に移しておく(仕上げに使用します)。
④柿は、へたを取り除いて皮を剥き、1cmの角切りにする。
⑤エシャロットは、みじん切りする。
⑥ディルは、葉の部分を1cm幅に切る(仕上げ用に少量残しておいてください)。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65305930/picture_pc_cff753851a71d997b149dad307c5c49e.jpg?width=1200)
⑦ボウルに仕上げ用のディル以外のBをすべて入れ、混ぜ合わせる。④の柿を加え、さらに混ぜ合わせる。
⑧盛りつける器にセルクルを置き、⑦の上に③の漬けマグロを乗せる。セルクルを外し、仕上げ用のディルをちらす。③の漬けだれを添えて完成!
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65306045/picture_pc_a835d8ff19248f0153e3688492fb1798.jpg?width=1200)
漬けだれの赤ワインに含まれるタンニン(渋味)にはマグロの鉄分を緩和する効果があります。
マグロ本来の濃厚な脂に、マリネ液の酸味とディルの清涼感、柿の上品な甘味が加わることで料理全体のクオリティが格段にアップします!
魚の血合いが苦手な方でも、美味しくお召いただけるくせのないタルタルですよ。
やわらかく芳醇なアロマの赤ワインと合わせたい
赤色の小粒べリーを彷彿とするピュアな果実味と酸味に、控えめなタンニンの旨味が調和する赤ワインがオススメです。
ほのかに漂うハーブ香と芳醇なアロマは、料理の雰囲気にもマッチ!
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65509592/picture_pc_d854924cc3f1b398b81a69ddc4a32782.jpg?width=1200)
こちらには、フランス産のガメイを合わせました。
ガメイといえば、ボージョレ・ヌーヴォーに使用されている早飲みワインの印象が強いですが、実は長期熟成タイプの銘柄も存在します。
筆者は通常のガメイとペアリングしましたが、今年のボージョレ・ヌーヴォーをご自宅で楽しまれる方は、ぜひお試しくださいね!
【ワインを合わせるコツ】
◎マグロに含まれる鉄分には、やわらかなタンニン(渋味)を持つワインが好相性です。
◎柿の甘味と酸味には、フレッシュな果実味と酸味のワインを合わせる。
◎ディルの風味には、同方向のハーバルな香りが漂うワインを選ぶ。
◎漬けだれ・胡椒の風味には、木樽からくる香ばしい要素とスパイシーさを備えるものを(ボージョレ・ヌーヴォーの場合、こちらの要素はございません)。
そして、ここからは素敵なクリエイターさんのご紹介&ディルが余ってしまった方のためのアレンジレシピをご紹介いたします!
素敵な記事のご紹介 - 一番星さん -
国内市場で10万匹以上の本鮪を選別されてきた、元セリ人の一番星さん。
プロならではの深い知識に加え、マグロ愛がひしひしと伝わってきます。
当然のように売り場や食卓に並ぶ日本の国民食ですが、現場の過酷すぎるマグロ漁の背景を知ることで、生命の尊さと漁業に携わる方々への感謝の気持ちを忘れてはならないと深く考えさせられます。ドラマチックで読み応えのある記事は一読の価値ありです!
素敵な記事のご紹介 - ハーブおじさんさん -
多種多様なハーブを自由自在に使いこなし、活用レシピやタメになる知識を発信されているハーブおじさんさん。
ハーブビギナーの筆者も記事を拝読し、毎回勉強させていただいています!
日本では珍しい、ロシア風サラダと呼ばれるオリヴィエサラダのレシピをご紹介されています。ハーブソルト風味の鶏むね肉&ホクホクじゃがいもに、たっぷりのディルとピクルスがアクセントになった色彩豊かな一皿です。
ディルの用途にお悩みの方必見です!
おまけのアレンジレシピ - マグロとアボカドのタルタル -
定番のアボカドを使用すると、よりボリューミーで濃厚な味わいのタルタルをお楽しみいただけます。
レモン果汁を少し多めに加えれば、酸味・ミネラル豊富の白ワインとも相性バッチリです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65306107/picture_pc_5b838c51eeb5fd036c90e03793a7f16b.jpg?width=1200)
最後までご覧いただき有難うございます!
◆ワインビストロ路地裏では、noteでご紹介したメニューのほか未公開メニューもございますので、横浜にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
◇instagramでは、実際にnoteレシピにペアリングさせていただいたワインと気まぐれに着物について発信中です♪
美味しい料理とワインに囲まれ、皆様の暮らしが彩り豊かなものとなりますように。
いいなと思ったら応援しよう!
![Ayano Ogura 🍳料理とワインのコンサルティング🍷](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83069530/profile_f5f419c501573084fb83a976201837a6.png?width=600&crop=1:1,smart)