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ワイン好きに捧げるレシピ#29《むきエビと鶏ひき肉と泡ワインと》

巷で流行している、餃子×シャンパーニュのペアリング。

サクサクの香ばしい餃子皮と、クリーミーで複雑な要素を持つシャンパーニュも好相性ですが、筆者のオススメは断然水餃子です!

やわらかく繊細な味わいのものだと、焼き餃子のロースト香が前面に出ることで押し負けてしまう場合があります(専門店はその点も考慮されているため美味しくいただけます)。

その点、水餃子はもちもちの皮に閉じ込められた具材の凝縮したエキス・旨味を楽しめるため、軽やかなワインにもうまく寄り添ってくれます。

今回は、そんな繊細なシャンパーニュにピッタリの水餃子をご紹介します!


シャンパーニュが飲みたくなる水餃子

【材料】

むきエビ            約150g
鶏ひき肉            約200g
卵黄              1個
長ネギ             1本
生姜              1片
ナンプラー           小さじ2
水餃子の皮           約30枚
水               適量
【餃子だれ】
A醤油              大さじ1
Aレモン果汁           大さじ1(穀物酢でも代用可能です)
Aみりん             大さじ1/2
Aオリーブオイル         大さじ1/2
※分量:2~3人分

【作り方】

①むきエビは、さっと水洗いして二等分する。

②長ネギはみじん切りにする。

③生姜はすりおろす。

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③ボウルに①②③と鶏ひき肉・卵黄・ナンプラーを入れ、混ぜ合わせる。

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④餃子皮の中央に③を乗せ、その上にむきエビを置く。皮の縁を一周させるように水を塗る。

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⑤お好みの包み方で、餃子を1個ずつ包む(写真の四角型の場合:筒状になるよう上部をとめ、両側を中心に向かって折りたたむ)。

⑥⑤を2~3分茹でて、器に盛り付ける。

⑦ボウルにAをすべて入れ、混ぜ合わせる。小皿に餃子だれを入れて完成!

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エビのプリプリさ、程よく水分を吸収した餃子皮のもちもち感に、鶏ひき肉の肉汁たっぷりの肉厚な歯ごたえが堪らない一品です。

柑橘風味のたれと合わせることで、さっぱりと食べやすい水餃子に。

お好みで削ったチーズをトッピングしても美味しいですよ!

芳醇さと繊細さを兼ね備える泡ワインと合わせたい

豊富な果実味やわらかな酸味に、トーストのような芳醇なアロマを持つスパークリングワインがオススメです。

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今回は、樹齢80年のムニエ95%シャルドネ5%をブレンドしたシャンパーニュを選びました!

シャンパーニュでは、主に黒ブドウのピノ・ノワール、ムニエ、白ブドウのシャルドネの3品種が使用され、その産地や比率によって味わいは大きく異なります

こちらは、ムニエらしいフルーティーでやわらかな酸味ブリオッシュ、チョーク層由来の美しいミネラルが秀逸な1本です。

【ワインを合わせるコツ】

◎エビ・ナンプラーのヨード香(磯のような香り)には、豊富なミネラルがあるものを。
◎鶏ひき肉・卵黄の旨味とコクには、芳醇な果実味と香ばしさが広がるワインを合わせる。
◎餃子だれの醤油の要素には、同様の製造工程であるメイラード反応(糖とアミノ化合物の化学反応)を経たワインを選ぶ。
◎生姜の清涼感・餃子だれの柑橘の要素には、やわらかく繊細な酸味を持つワインがピッタリ!

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▲ゴマ油を引いて焼き餃子にも。こちらには、よりボリューム感のある泡ワインが好相性です。


最後までご覧いただき有難うございます!
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Ayano Ogura 🍳料理とワインのコンサルティング🍷
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