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#一ノ瀬美空
僕と五百城さんの46日戦争③
15日目
ガラガラッ…
「はい、みんな席に着け〜」
教室に入ってきた担任が生徒たちに着席を促し、全員が着席したのを確認して口を開く。
「えー、少し前に五百城が入ったばかりだが、またしてもこのクラスに転校生が入ることになった」
一同(ザワザワ…)
「転校生多くない?」
「なんでまたこのクラス?」
「作者の都合でしょ」
教室が一気に騒がしくなる。
「静かに!…それじゃあ入って来てくれ」
僕と五百城さんの46日戦争④
22日目
登校中、いつもの場所に茉央の姿がなかったため、○○は久し振りに1人で学校に向かった。
○○(やっぱり怒ってるだろうな…。今日ちゃんと謝ろう)
○○はそう心に決めていたが、教室に入ると見たくなかった光景が目に入る。
○○「え…」
そこには、楽しそうに笑いながら話している茉央と△△の姿があった。
△△「お、○○!おはよう!」
○○「おはよう」
茉央は何か言いたげな様子ではあっ
僕と五百城さんの46日戦争⑤
29日目
○○「五百城さん、おはよう」
茉央「おはよう○○くん」
休み明けの月曜日は決まって憂鬱な気分になりがちだが、この二人にとっては例外である。
なぜなら、一週間の中で一番最初に会える日だから。
茉央「なあなあ…なんかクイズ出してや」
○○「クイズか…そうだなぁ」
少し考え込むと、○○はこう提案した。
○○「それじゃあ、みりんって10回言ってもらっていい?」
茉央「みりん?…
僕と五百城さんの46日戦争⑥
36日目
昨晩、茉央から『明日は先に行っててほしい』との連絡があったため、○○は一人で登校した。
○○が教室に着いてからしばらくした後、茉央が教室に入ってきた。
○○「おはよう、五百城さん」
茉央「お…おはよう」
どこかぎこちない挨拶を返すと、そのまま自分の席へと行ってしまった。
○○(やっぱりこの前のことがあったから気まずいのかな…?)
その日の茉央は終始○○を避けるようにしており
僕と五百城さんの46日戦争⑦
43日目
月曜日の朝
いつもの待ち合わせ場所に茉央はおらず、この日も一緒に登校することはなかった。
しかし、一人で登校した○○が教室で美空と話していると、茉央が登校してきた。
○○「おはよう」
美空「おはよう、茉央」
茉央「…おはよ」
○○に続くようにして美空も声を掛けたことで、やや間は空いたものの挨拶は返ってきていた。
美空「…とりあえずは一安心だね」
○○にだけ聞こえる声で囁