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とある若頭の高校生活

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初めて書いた長編になります。 小さい頃に観たとあるドラマをモチーフにしてます。
運営しているクリエイター

#生田絵梨花

とある若頭の高校生活①

とある若頭の高校生活①

プロローグ

良い大学に入るため、

部活を頑張るため、

周りが行ってるからなんとなく、

人が高校に通う理由はさまざまである

これは、自らの夢を叶える為に高校生活を奮闘する、一人の少年の物語

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「ここが今日から俺が通う高校か…」

彼の名前は設楽〇〇、17歳

今日からこの『私立乃木坂学園高校』に通うことになった

なぜこの高校に通うこ

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とある若頭の高校生活②

とある若頭の高校生活②

○○が乃木高に転校してきて、早くも一ヶ月が経った

○「宿泊学習?」

日「うん、毎年3年生が受験に向けて気持ちを高めるっていう名目で行ってるんだ。って言っても1泊2日だし、単純に仲を深めるっていう目的の方がメインみたいだけどね」

○「へぇ、まあ教室で小難しい授業受けてるよりはよっぽど楽しそうだな」

日「それでそのグループを今日決めるみたいなんだけど、それが本当憂鬱で…」

○「あー…お前いじ

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とある若頭の高校生活⑥

とある若頭の高校生活⑥

◯「あー 良い眺めですなぁ…」

強敵だった追試を乗り越え、無事に夏休みを迎えることができた◯◯は海に来ていた

やはり夏真っ盛りということで、ビーチは水着の女の子たちで溢れかえっていた

◯「それにしても暑いな。こんな暑い日にはしゃいじゃってみんな元気だねえ…」

発端は夏休み前最後の登校日のことだった

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白「明日から夏休みか〜…っていって

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とある若頭の高校生活⑦

とある若頭の高校生活⑦

次の日、待ち合わせ場所に着いた◯◯だが、まだ七瀬の姿は見えなかった

◯「ちょっと早く着きすぎたかな…」

「だ〜れだっ?」

カップル同士の待ち合わせのお約束ともいえる行為

こんなことをするのは一人しかいない

◯「…七瀬だろ?」

七「へへ、正解!そんなことより◯◯、遅刻やで?」

◯「いやまだ20分前なんだけど。いつから待ってたんだ?」

七「1時間前から!楽しみ過ぎて早く着き過ぎてもうた

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とある若頭の高校生活⑧

とある若頭の高校生活⑧

あっという間に夏休みも終わり、乃木高も新学期を迎え早3日が経っていた

「ほら、元気出しなよさく」

遠「だって…」

「まだあのこと引きずってるの?」

遠「それもあるけど…」

(あ、これはその先輩に惚れたな…)

頬を赤らめてモジモジしているので、非常に分かりやすい

「…それで、さくはどうしたいの?」

遠「とりあえず、会って一回ちゃんと謝りたい」

「んー、お姉ちゃんも3年生だから、聞い

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とある若頭の高校生活⑨

とある若頭の高校生活⑨

◯◯「…悪い。武勇会の連中と揉めた上に、クラスメイトに素性がバレちまった」

帰宅後、◯◯は事務所で統に頭を下げ、事態を説明していた

統「話は聞いてる。武勇会側はゴネててもう一悶着ありそうだが、きっちり話を付けるつもりだ」

◯「…すまねえ」

統「いや、元はと言えば堅気の女子高生に手を出したのは向こうだ。お前も無事で良かったよ」

統はタバコに火を付けながら言った

統「…素性の件は、自分から

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とある若頭の高校生活⑩ 終

とある若頭の高校生活⑩ 終

街中がイルミネーションで彩られた聖夜

◯◯と絵梨花は、駅前の大きなクリスマスツリーの前で待ち合わせをしていた

絵「ごめん、お待たせ!」

黒いコートに赤いマフラー姿の絵梨花が笑顔で駆け寄ってくる

◯「…おう」

文化祭を経て無事付き合い始めた二人だったが、絵梨花が受験を控えているため、今日が交際後初めてのデートだった

◯「私服、似合ってんな」

絵「本当?」

◯「ああ、すげえ可愛い」

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