この本、どうかニャ?『しずくの首飾り』
小学生におすすめの本を紹介する「この本、どうかニャ?」。今回の執筆者は「コアラン」です。
『しずくの首飾り』
ジョーン・エイキン作 ヤン・ピアンコフスキー絵 猪熊葉子訳 岩波書店
この本には、7つの短いお話がおさめられています。どれも楽しくてふしぎな話ばかり。
たとえば、本の題名にもなっている「しずくの首飾り」は、生まれたとき、北風からふしぎな首飾りをもらった女の子、ローラの話です。ローラは首飾りのおかげで、どんなにどしゃぶりの雨にもぬれないし、手をたたいて雨をやませることもできます。ところが、そんな大切な首飾りをぬすまれてしまい……。
わたしがいちばんすきなのは、「パン屋のネコ」という話。マーマレード色のネコ、モグは、ある日、むくむくと大きくなってしまいます。家よりも大きくなってしまったものだから、町じゅうが大さわぎ。でも、モグはいったいなぜ、大きくなってしまったのでしょう? ぜひお話を読んで、答えをたしかめてみてくださいね。
(コアラン)
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
▼本の購入はぜひお近くの書店で。お近くに書店がない場合はお好きなオンライン書店からどうぞ。
▼『外国の本っておもしろい! 子どもの作文から生まれた翻訳書ガイドブック』(読書探偵作文コンクール事務局編 サウザンブックス社)を発売中です。過去の受賞作、審査員の座談会、コンクールのあゆみ、読書ガイドなど盛りだくさん! ぜひお読みください。