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価値観・性格が違う彼らが議論の末に出す答えとは?「十二人の死にたい子どもたち」
こんにちは、読書子です。
11月も後半に入りましたね。
最近、朝が寒くて、なかなか布団から抜け出せません。
ずっと布団にくるまっていたい・・
さて、今回紹介する本はこちら。
冲方丁さん作「十二人の死にたい子どもたち」です。
引用:Amazon
冲方さんといえば、「天地明察」や「光圀伝」が有名ですね。
小説以外にアニメやゲームの脚本も手掛けているんですよ。
ちなみに、今回紹介する作品は2019年には映画化されたので、「聞いたことある!」って方もいると思います。
私も最近映画を観て原作に興味を持ちました。
では、簡単にあらすじをお話しますね。
『廃病院に集まった12人の子どもたち。
初対面同士である彼らの目的は安楽死すること。
来た順に、建物内にある金庫から1~12までの札を一つ取り、指定された部屋へ足を運ぶ。
部屋には12人分のベッドが配置されていた。
やがて12人揃い、あとはみんなで安楽死を実行するのみ。
しかし、部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた。
12人しか知らないはずの場所に、どうして13人目がいるのか?
参加者の誰かが彼を殺したのか?
集いのルール「全員一致」に従い、12人の子どもたちは安楽死を実行すべきか多数決を取ろうとするが・・』
12人も登場人物がいるので、最初はなかなか名前が覚えられず大変でした。
ただ、みんな個性が強いので、段々名前と性格が一致してきますよ。
そして、彼らが死にたい理由もそれぞれ違います。
これは辛いだろうなと思う理由もあれば、「えっ、そんなことで?」と感じる理由もありました。
でも、個人にとっては死にたいと思うぐらい苦しかったのかなと思います。
また、価値観や性格の違う12人が議論するのは面白かったです。
登場人物の気持ちが細かく書かれているので、「この場面ではこういう意図があって話してたのか」と映画では分からない部分が知れました。
だけど、トリックは難しく、ややこしいので映画を観た方が分かりやすいかもしれませんね。
終盤は議論もヒートアップしていきます。
謎もどんどん明かされていくので目が離せませんよ。
13人目の少年の正体は?
なぜ、12人しか知らない集いの場所を知っていたのか?
気になる続きはご自身の目で確かめてくださいね☆