【メタ読書】アドラー心理学が基礎『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと。』
メタ読書とは、本から得た知識をマインドマップ形式で整理して「メタ化(=俯瞰視)」する学習プロジェクト。
今回メタ化する一冊は、岩井俊憲 著『みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと。』です。
本書は、アドラー心理学をベースにチームでの仕事を円滑に進めるための考え方と行動の仕方を解説した一冊です。
著者はまず、チームにおける意見の対立は価値観の違いから生じるもので、これを解決するには課題を分割し、共通の目的に向けて取り組む「共同の課題」を設定することが重要だと述べています。リーダーにとっては、悩みの部分を明確にできるこの考え方は助かるところです。
また、「共同体感覚」「建設的な対応」など、リーダーに求められる価値観や行動も学ぶことができる一冊で、ハイライト表示や各章のまとめなど読みやすさにも配慮されています。
とくに印象深いのは、意見の違いに注目するよりも解決策を話し合うこと、与えられた条件をどう使いこなすかが大切なこと、怒っている人の目的を考えることの3点です。違いを肯定的にとらえ、建設的な方向を目指すこの考え方は、チームワークを円滑にする上で大いに参考になりそうです。
この本をメタ化してみた
この本をMindMeister(マインドマイスター)でマインドマップ形式で整理し、俯瞰できるようにしました。
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▼本書はこちらでもくわしく解説しています。