自分ってないの???
東洋哲学の面白さに気付いたのはいつだったか。
私自身、哲学といえば西洋!と決め込んで西洋哲学の本ばかり漁っていた時がある。
だけど、神様のことばっかり考えている西洋哲学に飽きが来た時、東洋哲学に出会った。
何だこれ、おもしろい!とすぐなった。
西洋哲学が緻密に、歴史の流れに従って“積み上げ方式”で展開されているのに対し、東洋哲学は何というかある一人のビビビッとした“直感”で展開される。
この本に出てくる哲学者は、自分はない!と言う。
私はこの考えが好きだ。
自分というものを考えると、名前とか容姿とか所属している場所や家族、そんなもので説明をしようとする。
そして特に名前や姿形は基本的に昨日も今日も明日も同じ。
そうすると、自分ってものが変わらない、不変の存在に思えてくる。
だけどそうじゃないと言う。
自分も絶えず変わっているという。
なるほどなあ。
個人的に日本人は東洋哲学との相性がいいのではないかな?と思っています。
ぜひ!
Written By あかり
アラサー女