見出し画像

自分にお金をかけなくなったら病んだ話

数年前に当時勤めていた会社を退職しました。
結婚を機に、色々と考えて決めたことなので退職について特にマイナスな気持ちはなく、むしろ「しばらくダラダラできる!」なんて考えていました(笑)

もともと引きこもるのが好きだし、グータラ人間だからそんな生活きっと幸せだと思っていたのに、2.3ヶ月もすると猛烈にソワソワし始めました。

「やることがないってこんなにストレスなの…?」

確かに働いている時も仕事がない時間って苦痛だったけれど、それは仕事だからだと思っていました。まさか家にいて何をしても良い時間があって、その苦痛をまた感じることになるなんて思ってもみなかった。

本を読むのは昔から好きなので、毎日毎日読み続けていたんです。
それでも「私いったい何をしているんだろう」「私の価値ってなんなんだろう」という気持ちで心が苦しくなっていきました。

何よりも『お金を稼いでいない自分』という現状にも耐え難くなっていきます。

「私は稼いでいないから、なるべくお金を使わない生活をしよう」

そう決めて、服も化粧品も娯楽関係もなるべく必要最低限に。

そんな生活が半年ほど続いた頃、だんだん夫との喧嘩が増えていきました。
今思えば、転勤もあり夫以外知り合いもほとんどいない環境で家にこもっている訳ですから、夫への依存度も高くなっていたんですよね。

そんな時、季節の変わり目で衣替えをする時期になりました。

改めて自分の服を見ていくと
「あれ、これいつから着ているんだろう…」
「これ惰性でずっと着てるけど、7年くらいある気がする」
「これ着ても気分が上がらないんだよね」

それで私、久しぶりに自分をしっかり見たんです。
お肌も服も体型も、思っていた自分と随分と乖離していて本当にショックでした(._.)

でもこのタイミングで気がついたのはラッキーだともおもったんです。

「これ以上、この生活を続けていたらダメだ。」

そして考えてみました。
働いていた時に貯めていたお金はまだしっかりあって、そこまでの節制が必要なのか。
むしろメンタルに支障をきたすことの方が問題ではないか。
お金がないからといって自分を雑に扱うのは違うのではないか。

そこから私はまず、平日週に3日以上は外に出るようにしました。
図書館でも本屋さんでもカフェでも良いから、とにかく外に出る。

そして次に少しでも収入を得ることができるように、色々と調べ動き始めました。(その結果このnoteと楽天ROOMに行きつきます)

さらにしばらくサボっていた自分への投資を再開します。

投資といっても高価なものを買ったり無駄遣いをするのではなく、少し質の良い長く着られそうな服を買ったり、化粧品にこだわってお肌をキレイにしたり、YouTubeを見ながら宅トレしたり、友達とちょっとした旅行に行ってみたり。

そんなことを続けて、ようやく私は私を取り戻しました。

そんなに大きな変化かと言われると大したことはないのかもしれません。
でも、私にとって心地の良い生活をして自分を大切に生きられるようになったことはかなり大きな進歩でした。

もしかすると、働いていた頃よりも自分を大切にできているかも?(笑)

この経験から、お金が全てではないけれど自分が自分であるために、それこそ人間が人間らしく生きるためにはある程度のお金の余裕は大切なんだと改めて実感しました。

お金の余裕は心の余裕!

この言葉の真理はそこなのかな。


いいなと思ったら応援しよう!