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薬膳のススメ~春の薬膳スッキリ新生活
中医学的な春の特徴
今年の冬は本当に寒くて長い冬でしたね。
コロナの事もあり部屋に閉じこもりがちなシーズンもあとわずか、新しい服で外出したくなる春がやって来ます!
暦で春は立春から立夏までの3か月とされています。
地上では陽盛陰衰と言って、陽の気が少しずつ増していき、春分の日に陰陽のバランスが同じになった後、陰の気は衰退し、自然界で万物が成長を始めます。
我が家の花壇に植えたブロッコリーも急に大きくなりました!植物の観察は季節の変化を感じ取る良い材料です。
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春は気分に影響を与えやすい
春の五行は「木」に属し、枝葉が上に横に伸び広がるイメージで、のびのびとして規制を嫌い、ゆるゆる、のびのびと大らかな気分で過ごすのが良いとされています。しかし、万物が活発になる事で、ウイルスや細菌なども活発になり、感染症が増えたり、舞い上がる性質から、肝気が上昇しやすくなるため、気分に影響を受けて、怒りっぽくなったり、イライラしたり、気分のトラブルが多い季節でもあるんです。
仲間と食事に行ったり、運動をして発散したり、入浴でリラックスする等、ストレスをためない様に工夫する事が大切です。また、服装も体を締め付ける服は避けるのが良いとされているので、ストールは緩巻にし、髪はほぐし、心身共に伸びやかに過ごす様にしましょう。
春に多い不調は肝に関係が深い
五行学説によると、春の季節は「肝」と関係が深く、春になると肝の機能が盛んになり、精神、情志の活動が上昇発散するので、興奮状態を起こしやすくなります。そして、その肝の気の上昇は「脾胃」にも影響する為、消化器系の不調も起こしやすく注意が必要です。
肝は筋をつかさどり、「その華は爪に在り」とあり、肝血が不足すると、筋肉痛や筋肉の痙攣が起こりやすくなったり、爪を滋養できなくなり、爪が弱くなるとされています。
また、「肝は目に開竅する」ともいい、肝の機能が失調し肝血が不足すると、かすみ目やドライアイ、視力低下が起こりやすくなります。また長時間スマホを使うなど、目を使い過ぎる事でも肝血を消耗するため、肝血不足による筋の栄養不足を引き起こします。
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春の初めは、冬に溜まった毒を解毒するものや、血を養う食事を心掛け、春の中旬からは肝気の巡りを良くするものや、脾胃を強める食事を積極的に摂取するようにしましょう。
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