アセンブル研究所

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【逆転裁判】追想の逆転【逆転検事】

 わたしが逆転裁判をクリアしたあとに、逆転検事のリマスターが発売されたのは、まさに幸運な偶然と言ってもよいだろう。   魅力的なキャラクターと奇想天外なシナリオ。物事のムジュンを指摘したときのカタルシス。ほかにも様々な要素がクリアしたあとでも鮮明に浮かびあがってくる。そして同時にわたしがふたつの作品で感じたことさえも。  シリーズが同じなので当たりまえだが、逆転裁判と逆転検事には共通点がある。それはどちらも“真実の追求”をテーマのひとつにしていることである。正確には“真実を

    • 影の地。ミケラを追う。瑕疵を知る。

      黄金樹が伝えている。 影を。狭間の歴史の裏側を。 ラダゴンはマリカである 神々にも表裏がある。 それなら黄金樹に影が存在したこともまた、必然であったのかもしれない。 私の最後の仕事として、黄金樹の影を指で読み、そして語りあかそう。 君が私と閃きを同じくするなら、この指を読んでくれたまえ。 影の地の文化。争いのはじまり 角は穢れの象徴である。これが黄金樹の民の一般的な認識だろう。 しかし歴史学的に考えてみれば、その特徴が一地方では神聖であり、また別地方ではそうでないこと

      • 轢過。野良猫。春の朝。

        犬が死ぬその三日前に 「これは数日のうちに死ぬな」 と思った。理由は分からない。 犬が老衰のために微動だにもせず、ついに水も飲めなくなったからだろうか。あるいは子供のころからのつきあいがあるから、状態を機敏に察知することができたのだろうか。 動物の死を予見するのがわたしの無駄な才能なのかもしれない。あるいは動物を飼っていると誰でもそうなるのだろうか。 このまえ猫が死んだときもこの予見がわたしの頭に閃いて、それは見事に的中することになった。 積極的に猫をかわいがっていたのは

        • 【アーマードコア6】カスタムマッチの法則

          このノートはカスタムマッチ(シングルのみ)の仕様を書きとめるためのモノである。いわゆる“対戦部屋のしくみ”と言うやつに明確なエビデンスを与えるのはむずかしいが、これでも約半年もフロム・ソフトウェアの脆弱なサーバーとつきあってきたのだ。経験則が多少は役に立つこともあると思われる ・READYの優先権は最後に入室したプレイヤーが最後尾になる 戦いたいのに対戦の出番が回ってこず、ヤキモキしたことがないだろうか? それは上記のような法則が働いているからである。 ルールが“固定”

        【逆転裁判】追想の逆転【逆転検事】

          【アーマードコア6】太陽守&ヨーヨーとアルコール&フィルメーザ

          コーラルミサイルの駆動音、諸行無常の響きあり。LRBの光の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れるジマーマンも久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。趣味機体もついには滅びる、ひとえにタンクの前の塵に同じ。 今期も無事にSへ昇格したので振りかえりをしようと思う。前回のように簡単に昇格できたわけではないが、それでもそれなりの対戦をできたのではないだろうか。 ランクマッチが更新されてから、いきおい対戦の海に飛びこんだわけではなかった。狂ったようにすぐに対戦をかさねるのはわたしの好きなや

          【アーマードコア6】太陽守&ヨーヨーとアルコール&フィルメーザ

          【アーマードコア6】Sへの過程

          このまえ無事にSランクを取得した。 使用機体は汎用型の中量二脚である。 このたび筆を執ったのはランクマッチの反省が目的であり、機体構築論と言うよりはこれまでを振りかえるための記事である。 来期も近づいてきているし、戦いを言語化することが、次の戦いへの備えになるだろう。 C帯までを振りかえる ある程度の腕があれば、どんな機体でも良いようなランクではあるが、一応の反省をしておきたい。以下がC帯までの使用機となる。 タキガワハーモニクスのシールドを採用しているのが分かるだろ

          【アーマードコア6】Sへの過程