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【前代未聞】東北新幹線(はやぶさ+こまち)が高速走行中に分割(連結器が解放)-原因は電気系統の誤作動やロック機構の潤滑不良?

東北新幹線、走行中に連結外れる 国交省が原因究明指示(日本経済新聞)

昨日、東北新幹線の古川駅と仙台駅の間(宮城県大崎市三本木、鳴瀬川にかかる橋の手前)で併合運転中の上り列車(はやぶさ6号(E5系・10両編成)+こまち6号(E6系・7両編成))の連結が外れ、自動ブレーキ(非常ブレーキ)が(後続車両が先行車両より先に停車するよう)若干強めに列車を制動した(また、テレビ朝日の報道によれば、異常に気がついた車掌が手動ブレーキ(緊急ブレーキ)も作動させた)後方のこまち6号が先に停車し、少し遅れて前方のはやぶさ6号が(前半分は第4三本木トンネルの中に入って)停車しました。停車したはやぶさ6号の最後尾とこまち6号の最前部の距離は約300mでした。

手前がはやぶさ6号、約300メートル先にこまち6号、隣はやまびこ51号
はやぶさ6号・こまち6号・やまびこ51号

はやぶさ 6号(E5系・10両編成)の全長(編成長)は 253m
 こまち 6号(E6系・ 7両編成)の全長(編成長)は約148m
やまびこ51号(E2系・10両編成)の全長(編成長)は約251m
東北新幹線、連結車両が分離
東京-新青森駅間で運転見合わせ
(毎日新聞)

連結が外れ自動的に停車した上り列車(はやぶさ6号・こまち6号)と
偶然近くに停車した下り列車(やまびこ51号)

(写真の上方に仙台駅・下方に古川駅)

また、昨夜、外れた連結器の写真が公開されましたが、約8ヶ月前に発生した滑車式架線自動張力調整装置の重錘を吊り下げる鉄製ロッドの破断事故とは異なり

はやぶさの連結器も、こまちの連結器も、表面的には異常は見られないそうです。

はやぶさ6号の連結器
こまち6号の連結器
緊急停車したはやぶさ6号
緊急停車したこまち6号




(JR在来線や私鉄で使用されているものは突起部の断面が方形、新幹線で使用されているものは突起部の断面が円形ですが)柴田式密着連結器(廻り子式密着連結器)は90年以上の歴史があり

東北新幹線の連結外れ 時速315㌔走行中、前代未聞のトラブル 原因「分からない」(西日本新聞)

在来線では、例えば、予讃線(JR四国)の宇多津駅で併合されて松山駅へ向かう・分割されて岡山駅と高松駅へ向かう8000系・8600系電車の連結器のように、一日に何度も連結・解放されている連結器もあります。

通常は停車中あるいは極低速走行中にのみ運転席から遠隔解除可能な廻り子のロックが電気系統の不具合等で誤作動したのか、盛岡駅で連結された際に廻り子が中途半端な位置でロックされたのか、原因の解明が待たれます。

連結、切り離しは運転台で
その仕組みとは
(朝日新聞)




新幹線用鋳造品 先頭用連結器

車両同士を連結させ、引張力や推進力を車体に伝える装置です。密着連結器で普段は収納されており、非常時に使われます。福島駅では山形新幹線と東北新幹線の連結が見られます。


連結器

当社は、1924年(大正13年)に鉄道車両用連結器の設計・製造を開始して以来、約80年の製造実績を誇ります。その間に数多くの連結器の開発及び製造をしてまいりました。

連結器は、使用される車種(電車、貨車等)やけん引する両数により種々のお客さまからのニーズにこたえ、国内はもとより海外の鉄道にも幅広く使用されております。

特長

現在、主流の連結器は、密着連結器と呼ばれ連結部にすきまが生じないという特長から、車両の起動時および制動時に良好な乗り心地を発揮しております。この連結器は廻り子式と呼ばれており、連結面間には錠と呼ばれる部品により互いの連結を保持し、新幹線用をはじめ民営・公営鉄道に広く使用されております。
また、車両の高速化ニーズ及び曲線通過性向上を目指した車両用の連結器の仕様にも対応できる連結器構造も設計・製造が可能となっております。

ゴム緩衝器については、車両の長大編成化および起動時及び制動時におけるショック音を防止するためにWアクション型緩衝器を開発し、民営・公営鉄道の車両に広く使用されております。

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