【前代未聞】東北新幹線(はやぶさ+こまち)が高速走行中に分割(連結器が解放)-原因は電気系統の誤作動やロック機構の潤滑不良?
昨日、東北新幹線の古川駅と仙台駅の間(宮城県大崎市三本木、鳴瀬川にかかる橋の手前)で併合運転中の上り列車(はやぶさ6号(E5系・10両編成)+こまち6号(E6系・7両編成))の連結が外れ、自動ブレーキ(非常ブレーキ)が(後続車両が先行車両より先に停車するよう)若干強めに列車を制動した(また、テレビ朝日の報道によれば、異常に気がついた車掌が手動ブレーキ(緊急ブレーキ)も作動させた)後方のこまち6号が先に停車し、少し遅れて前方のはやぶさ6号が(前半分は第4三本木トンネルの中に入って)停車しました。停車したはやぶさ6号の最後尾とこまち6号の最前部の距離は約300mでした。
また、昨夜、外れた連結器の写真が公開されましたが、約8ヶ月前に発生した滑車式架線自動張力調整装置の重錘を吊り下げる鉄製ロッドの破断事故とは異なり
はやぶさの連結器も、こまちの連結器も、表面的には異常は見られないそうです。
(JR在来線や私鉄で使用されているものは突起部の断面が方形、新幹線で使用されているものは突起部の断面が円形ですが)柴田式密着連結器(廻り子式密着連結器)は90年以上の歴史があり
在来線では、例えば、予讃線(JR四国)の宇多津駅で併合されて松山駅へ向かう・分割されて岡山駅と高松駅へ向かう8000系・8600系電車の連結器のように、一日に何度も連結・解放されている連結器もあります。
通常は停車中あるいは極低速走行中にのみ運転席から遠隔解除可能な廻り子のロックが電気系統の不具合等で誤作動したのか、盛岡駅で連結された際に廻り子が中途半端な位置でロックされたのか、原因の解明が待たれます。
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