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映画「動物界」を観たんです


映画「動物界」

を観てまいりました。

予告編を観続け(主導的でなく受動的に映画館で)、興味が増すものの、フランス映画でこのジャンルという事で躊躇していたワタクシ。


いつものように友人に調査。

友人A: (酔っ払いつつ)クソ映画!(彼女は自分が気に入らないものは全てクソと言い放つ、一刀両断タイプ)

友人B: (ロボットドリームズを推薦してきた) 観てないけれど、あたってるらしく、周りも薦めてくるよ。観てないけどね。

こうなったら観るべきでしょ!


まあ友人Aがクソと言ったら観るべきかもしれないと感じているワタクシです。


ワタクシの観た回はそんなに大きなスクリーンではなかったですが、

満席でした。


オフィシャルサイトから


躊躇してた理由とも言えるのがサスペンスとかスリラーとしている点でした。

予告編ではサスペンスとかスリラーとは思えないんですよ…。

家族ドラマ?って感じ。コレをスリラーとかホラー寄りだとなんかな〜って思ってたんです。(もともとホラーは苦手。)


うん、家族ドラマでした。


それもお父さんがお母さんと息子への愛が激アツな。


そんなお父さんを演じているのが

ロマン・デュリス。


映画「ルパン」

昔々、当代一のハンサムなんて言われたりもして、ワタクシとしては「そうか?」と思いつつ、映画「ルパン」の時⇧ は、見方によってはカッコいいかと思ったりもしなくもなく…。



そんな感じの感想がずっとついて回っていた

ロマン・デュリス。


そんな彼も50歳とか。

映画写真

普通のオッサンです。

最初、コレ、ロマン・デュリスだよね?って心の中で確認したワタクシ。

一応ね。


フランス人の50歳。こんなもんです、実際。


まあ、そんな彼が

ケモノに変身した妻と息子への愛が激アツな男

を演じているのですよ。

「妻に逢えないのは寂しい、
でも、実際に逢うのもコワイ」


だったかな?

そんな正直な気持ちの持つ男なんです。


正直そうだと思う。


でも、脱走したケモノになった妻を探し続ける男です。愛だね。熱いね。不倫なんて観念は皆無です。


この映画では、ケモノに変身する変身しない個体の違いについては描いてない。そういう科学っぽい観点は無視。


描き出すとブレるよね、きっと。


あくまでも

家族愛、ケモノに対する偏見、異端になってしまう恐怖、異端に対するニンゲンの怖さ

が描かれてると思う。


それって、今の日本にある外国人に対するヘイトにも似てる?


まあね、一部の彼らは

不法滞在なワケで、やりたい放題で、日本は自分たちの土地だって言ったりしてるワケで…

一緒くたにできないワケで。



でも、いろいろ考えちゃいました、観ながら…。

要は、途中はタルイ部分ありなんです。正直言って…。なので、いろいろ考えちゃう。

まあ、

クソ映画ではないです。


だからってサイコーではないけどね。観といて良かった。



あと、息子エミール役の

ポール・キルシェ。


Paul Kircher  ポール・キルシェ>>
2001年12月30日生まれ、フランス出身。ジェローム・キルシェ(『肉体の森』)を父に、イレーヌ・ジャコブ(『ふたりのベロニカ』『トリコロール/赤の愛』)を母に持つ。リセの最終学年のときに、映画『T'as pécho ?』のキャスティング・ディレクターの目に留まり主役デビューを飾る。パリ・シテ大学で経済学と地理学を専攻する一方、マニュファクチュール・デ・アベス劇団の夏期コースで演技を学ぶ。’22年サン・セバスティアン国際映画祭、最年少で最優秀俳優賞を獲得し、’23年セザール賞有望若手男優賞にノミネートされる。’23年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された最新作『Le Règne animal(原題)』でも主演を務め、ロマン・デュリスとの共演を果たした。

映画「Winter Boy」の時のインタビュー記事より


なんと

イレーヌ・ジャコブの息子だった!


マジか!今年、23歳。マジか…。

映画より驚愕する事実!


なかなか上手いなぁ〜って思ったのよ。徐々にケモノ化する感じとかが。徐々な感じがね。徐々に徐々にってね。あと、10代の微妙な感じとかさ。セザール賞はノミネートされたけど、受賞は逃したらしい。注目だな。最近ではそんなにフランス映画観ないけど。




って事で、いつものように観終わってからネット検索するワタクシ。こんな記事を発見。コンセプトアートイイじゃん!話広げて、コミカライズしたら面白いんじゃない?



いつものように映画を観る前にDUGで
(フラッシュ付けてて驚く本人)

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