
映画「BLUE GIANT」を観たんです
大好きな原作漫画をアニメ映画化した
映画「BLUE GIANT」
を観てまいりました。コレを見逃すわけにはいかなかった。
ワタクシは実はJAZZ好きで、JAZZボーカルを習ったり、JAZZピアノに挑戦した事もある…スタンダードですけどね。けれど、あくまでも憧れレベルでした。ちゃんちゃん。凡人にはJAZZをプレイするのは至難です。リズムがね…。フリーな感じがね…。…。…。なので、それからはただただ聴く専門です。但し、他の音楽同様、アーチストの名前とか曲の名前とか覚えられず…。数十年前、いつの事じゃ!って感じですが、NYのJAZZバーを周ってみたりもしました。良い時代でした。そのぐらい、JAZZに憧れ持ってるクチです。
なので、この映画を見逃したら、もはやJAZZファンとは言えずですです。
という事で、先ずは予告編にも使われている主題歌になるのかな?主人公たち3人のジャズバンドJASSが演奏する一曲、FIRST NOTEを聴いて、映画の余韻に浸ることにいたしましょう。
はあ〜。少し落ち着きましょうかね。何しろ
泣いた。泣きまくった。
何せ原作を何回読んだかわからないぐらい読んだから、衝撃のクライマックスも知っているわけですよ。そこに近づくにつれてワタクシの眼からは涙が…ツ〜って流れ始めて、もはやエンディングまで流れ続けるわけです。
その上、原作とはちと違うエンディングを用意してくれているものだから、尚更、ツ〜っですよ。
もうねえ、テナーサックスを吹く主人公宮本大とピアニストの沢辺雪祈、ドラマーの玉田俊二の情熱と努力を考えると、また泣けてくる。
もはや母の気持ちです。
ストーリーは
仙台に暮らす高校生・宮本大。ジャズに魅せられてテナーサックスを始めた彼は、来る日も来る日も河原でテナーサックスを吹き続ける。卒業を機に上京した彼は、ライブハウスで同世代のピアニスト・沢辺雪祈の卓越した演奏を聴いてバンド結成を持ち掛ける。取り合わない沢辺だが、聴く者を圧倒する宮本のサックスに胸を打たれて話に乗り、さらに宮本の熱意に感化されてドラムを始めた高校の同級生・玉田俊二も加わって“JASS”が結成される。日本のジャズシーンを変えようと、彼らはまい進していく。
という感じで、見直したら4巻目までの宮本大の高校時代がほぼほぼ描かれず、回想シーンで散りばめられているのだ。その事により、原作未読者にとっては少々不親切な感じがあったりする。
なので、
是非とも未読者は映画を観た後に読んでほしいです。是非とも。
JAZZにハマったきっかけの中学の親友とのエピソードや
音楽の先生とのエピソードとか
サックスの師匠との出会いとか
良い話が幾つもあるし、
如何に宮本大が真っ直ぐでバカで、だからこそあそこまでJAZZに一直線でって感じが原作ではいろんなエピソードで語られてて、
だからこそ彼の音も純粋でってのは…
それは映画でも伝わってるから良いのか…。
全部を描いてたら2時間にまとめられないしね。
とにかく、原作を読んだら、きっともう一度映画を観たくなるから読んでください。それで、もう一度映画を観ましょう。ワタクシももう一度浸りたいと思ってます。
アニメーションのクオリティに関して、演奏シーンのモーションキャプチャーによるCGが今ひとつと言う意見を幾つか見かけたけれど、ワタクシはどちらかと言うと普通のシーンの方が気になったなぁ〜。それは偏に、原作者である石塚真一先生の画力の高さによるからなんですけどね。本当に素晴らしい絵なんです。だからかなあ…。
あと、声優キャスティングに関して、俳優が声優をする論もまた見かけましたが、ワタクシは気にならなかったです。それはもしかしたら、山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さんの声が、まだクセがついていなくて、また心地よい声だったからかもしれません。実写版で、この3人が演じるってなったら、それはそれで違う気がするけれどね…。
宮城出身の宮本大と玉田俊二が「だべ」「だべ」って言うんだけれど、それが標準語に「だべ」付けてておかしいって意見を見たけれど、確かにそれはそうなのか?声優さんが演じたら、そこは解消されるのかな?同じって気もしたけれど…。(原作の台詞の問題?)
まあ、ワタクシとしては取り敢えず問題なしと…。
そんなこんなで、JAZZドラマとしてだけでなく青春ドラマとして秀逸の本作品。
原作は、宮本大がヨーロッパで修行する
やJAZZの本場アメリカを縦横無尽に修行していく
と続いています。
是非とも続きも映像で観てみたいです。アニメ版でお願いします。
最後に、音楽を担当している日本のJAZZピアニストの第一人者である上原ひろみさんは、「原作を読んで映画のオファーが来る前に既に曲を作り始めていた」って言うエピソードは
正にJAZZ!
「アニメ化が決まる前から曲を書いていました」ジャズピアニスト・上原ひろみ 映画「BLUE GIANT」書き下ろし楽曲制作秘話 / https://t.co/JW5bHuQDku#tokyofm pic.twitter.com/9kTrXn8XBl
— TOKYO FM+ (@tokyofmplus) February 13, 2023
追記 2回目観て来ました。