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見た目も大事!築古マンションの防寒・窓断熱アイデアと冬支度

こんにちは。今日は普段の海外系トピックではなく身近な「お家の断熱!」について書こうと思います。

「冷気は健康の敵」とよく言いますが、冬がやってくると、特に日本の住宅は欧米や韓国、中国と比べて断熱性が低いため、冷え込みを感じやすいと言われています。
私自身、日中でも電気をつける必要のないくらい光が入る大きな窓に惹かれて築古のマンションに住んだ経験があり、ペアガラスや二重窓が無い猛烈な冬の寒さを、エアコンを頼りに乗り切ってきました。
しかし、昨今は海外の戦争や円安のおかげで電気代がとんでもなく高くなってきており、冬の部屋の寒さにエアコンだけで乗り切ろうとすると目が飛び出る金額の請求が来ることになります。

一方で、ペアガラスや二重窓にせずに簡単にできる断熱対策としてよく紹介されている対策(プチプチや窓の下の方にアルミや遮光性のあるシートを貼るなど)だと、どうも見た目が悪い。
素敵なインテリアにこだわったものの、窓やドアの近辺だけがチープな印象になってしまう。
そこで今回は、見た目の良さもキープしつつ、実用性もある、そんな窓断熱対策のアイデアを紹介します。


断熱の肝は「空気の層」

窓断熱のポイントは、空気のスペースを何層も作ること。ぱっと見、内側と外側の間にある壁やガラスを厚くすればいいのでは、と思いますが、それだけでは不十分です。
例えば、厚手のヒートテックを肌にぴったりと着るよりも、肌と服の間に少し空気の層ができる厚手の服の方が、暖かさを実感できることがあります。これは、空気が断熱材として働き、外からの冷気が直接伝わるのを防ぐためです。同様に窓でも、空気の層を作ることで冷気をシャットアウトし、室内の暖かさを保つことができます。

おしゃれにやる!冬の断熱対策

私がお勧めする断熱対策は下記の2つです。この2段重ねで断熱効果も感じつつ、「THE断熱対策」という見た目にはなりません。

  • ポリカーボネート板を窓に:ポリカはクリアなタイプを選ぶこと。また、景色を見たいところは冷気が降りてきやすい下部だけ貼るのもあり。

  • カーテンライナーとレースカーテンの合わせ技:断熱しつつ、レースカーテンに透明なカーテンライナーを合わせるので、存在感無し!

ポリカーボネート板で「空気の層」を作る

まずはホームセンターやオンラインで「中空ポリカ板」を買ってきます。
中空ポリカは下記のように、1枚だけではなく2枚の板の間に空間ができているタイプとなっているので、空気の層を確保することができます。

(金額はオンラインよりもホームセンターの方が安めなので、多くの窓に設置する場合でもし近くにホームセンターがある場合はホームセンターへ行った方が良いかも)

取り付け方法

  • まず設置したい窓のサイズに合わせてポリカをカッターで切ります。

  • ポリカの穴がでている方をテープで塞ぐ。

  • 窓枠にポリカーボネート板をはめ込み、透明な分厚い両面テープで固定。

  • もし窓のサイズに余裕がある場合は、直接ガラス面につけず少し隙間を空け、ガラスの外側で両面テープなどで固定。自然と「空気の層」ができて冷気を遮断してくれます。

  • ※両面テープはこのくらい分厚いものでないと、よく落ちてしまうので注意。

効果
私の家ではペアガラスではなく昔の1枚だけのガラスだったため、このポリ
カを設置したことにより窓からの冷気がかなり和らぎました。

透明カーテンライナーで冷気をブロック

上記のポリカでも十分に1枚だけの窓状態よりはマシですが、もし外の景色を見たいがためにポリカを貼っていないエリアあったりすると、これだけでは不十分。
また、通常の「二重窓」に比べると、冷気がまだシャットアウトされていません。
そこで、「透明のカーテンライナー」をここに追加することによって、窓とレースカーテンの間に空気の層が出来上がり、冷気の侵入をさらに抑えることができます。


取り付け方法
・現在既につけているレースカーテンを外し、透明カーテンライナーを一緒につけていきます。

効果
一番目のポリカと比べると、かかる時間は圧倒的に短く、しかも思ったより薄手だったのですが、いざ使ってみると断然暖かく、冷気がポリカとカーテンの間に滞留しているのがわかります。
また、レースカーテンとくっつけることによって見た目にもほとんど分かりませんし、光もそのまま入ってくるため部屋の明るさにも影響しません。
レビューでは「ビニールの匂い」がする、と書かれている人もいますが、私の場合は初日も厚手のカーテンのおかげでそこまで届かなかったのと、3日もすれば匂いは消えていたように思います。

簡単にできる冬の窓断熱対策で、快適な冬を!

いかがでしたか?ペアガラスや二重窓にするのは現実的に難しいけれど、少しの工夫で暖かい空間を作って節約をすることができます。コスパも良く、賃貸でも使える方法なので、ぜひこの冬は暖かく健康に過ごしてみてください!

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