覚悟の一週間
「引退かかった1週間が始まるなー。」
何気ないキャプテンの一言がグランドに響き渡る。
同時に自分の胸が強く引き締められる。
先週のリーグ初黒星から四日後の昨日、勝負の週が始まった。
練習前は重圧を感じていた。
俺のせいで四回生が引退するかもしれない。
俺のミスで負けるかもしれない。
そんな後ろ向きでネガティブな感情に駆られ、一人で俯いていた。
「大地なら大丈夫。」
同期のクレイジーファイターが励ましてくれる。
夜、食堂で「思考は現実化するぞ。」
同期のクレイジーストライカーが言う。
俺は思う。
俺は何をビビっているんだ?
その弱気な姿勢、思考。
隙だらけやんけ。
ゴールを守るしかないんやろ?
俺がゴールを守るしかないんやろ?
そうやねん。
分かってんねん。
俺次第でチームを全国に導けるチャンスが目の前にある。
それを掴めるのは俺だけ。
俺自身だけ。
自分を信じ抜け。俺なら出来るって言葉にし続けろ。
そして後悔のない準備をしろ。
行動で示し続けろ。
きっく上手くいく。
10月7日土曜日
vs関西学院大学B1 14.30キックオフ
決勝トーナメントをかけた大一番。
「I believe in myself.I can do it.」