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〝奇跡〟の町おこしがヒント。noteに人を集めるには?

振り返ってみたら、実に9カ月ぶりでした。

――月間投稿数が二桁になったのは😅

長いブランクもあって閲覧数は激減したので、なんとか戻せないかと試行錯誤の日々を送っております。

さて、今回は僕のように人を集めたい方は要チェック。先日、担当した企画からヒントを得たので、共有します。

静岡県熱海市。そこは〝奇跡〟が起きた街として知られています。

閑散としていたシャッター街がみごと再生し、若者たちがにぎわう観光地へと生まれ変わったからです。

一体、どのようにして観光客を呼び戻したのか?

再生に向けて打った一手は、実に興味深いものでした。

温泉を巡ったり、海で遊んだり、グルメを堪能したり、地元の良さを打ち出したツアーを……、

なんと地元の人に体験させたんです!

仕掛け人は、市来広一郎さん。

もともと東京のコンサルティング会社に勤めていましたが、地元の危機を憂えてUターン。町おこしの会社を立ち上げたという人物です。

それにしても、どうして観光客ではなく地元の人に?

市来「クロアチアのドブロブニクという街に行った時に思ったんですけど、誇らしげに地元のことを語る姿、さりげなく自慢をされるような感じとか、それがいいなと思ったし、もう一度来たくなるなと思った」

『サンデーLIVE‼』2023年3月26日放送

しかし、当時の熱海はというと、まるで逆。

観光客にオススメのスポットを尋ねられても「なにもない土地だから」と答えてしまう。温泉も、海の幸も、自分たちにとっては当たり前すぎて価値に気づけていない。

そこで、まずは地元の魅力を知って〝好き〟になってもらうことから始めたわけです。

ツアーを行なうこと、約3年(2009~2011年)。

地元を知り、地元に愛着が湧いた人たちは〝好き〟のおすそ分けをはじめます。「ここも良いよ」「そこも良いよ」「あそこも良いよ」とオススメできるようになったんです。

観光客の満足度はアップし、2012年にはV字回復。市来さんの町おこしは〝熱海の奇跡〟と呼ばれ、今も広がりを見せています。

さあ、まとめに入りましょう。

熱海の人々=書き手、観光客=読み手と置き換えてみます。

書き手はまず、読み手に働きかける前に自分自身の〝棚卸し〟をする必要がありそうです。

自分の個性を理解して発信するのと、なんとなく発信するのとではクオリティが変わってきます。但し、人は意外と自分のことをわかっていないものです。棚卸しするときは他者からの評価も聞いてみましょう。

次に、書き手は〝好き〟という感情を大いに伝えましょう。

感情って伝播するんです。「つられ笑い」「もらい泣き」という現象があるように「楽しい」という感情もうつります。明るく元気に発信することで〝好き〟が〝好き〟を呼ぶ好循環をつくることができるでしょう。

最後に。

自分の棚卸しをしたい方、まだ空きがございますよ~。

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せき|放送作家|オリックス&ジャンプ好き
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