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NHK「あさイチ」で、人生の少し先を行く女性芸能人に学んだこと。

NHKの朝の情報番組「あさイチ」を、先日見た。

「いい人生だった」と思える心の持ち方を、人生の先輩に問う、「教えて先輩たち!」と題する企画だった。

夏木マリさん(72)、竹内まりやさん(69)、YOU(60)さんが、出演されるとのことで、興味深くみた。

今回は、「思春期のイライラの乗り越え方」「更年期との向き合いかた」「人をうらやむ気持ちの対処の仕方」など、視聴者から寄せられた、誰もがいちどは抱える人生での悩みに、答えていらっしゃった。

「人をうらやむ気持ちの対処の仕方」に関しては、夏木マリさんが「自分のやりたいことをやる」と答えていらした。

まさしく、私自身が、自分探しをしながら、「仕事」を自分のやりたいこととし、他人のことが気にならなくなったことと同じだ。

「周囲の方が売れたり、テレビに出たりすると、気になった時期があったが、自分のやりたいことをやりたいようにするようになってから、気にならなくなった」と仰っていた。


「やりたいことと、やるべきことの両立をどうされていますか」との問いに、竹内まりやさんは仰っていた。

「人生は、やるべきこと、いわばやるべき雑用の方が多い。それをいかに楽しくできるか」と。

「それがあってこそ、私は歌を作ることができる」とも仰っていた。

「いかにほどよい加減のお風呂を焚けるか」と、薪で風呂を焚くことを研究してみたり、「美味しい料理に仕上げるにはどうしたらよいのか」と考えるようにして、楽しむ姿勢で挑んできたのは、あながち間違いではなかったようだ。

「やるべき雑用」もまた、私の人生を色濃くしたことは間違いない。


「老後の夫婦の向き合いかた」については、「伝え合うことの大切さ」を説いていらっしゃって、納得した。

「愛」があると、黙っていても分かるだなんて、ありえない。
そう、「いかにして伝えるか」が大事だ。

何を言っても伝わらない時は、諦めることの潔さや、引きずらないこと。
別の方法で穴を埋めたり、自分の気持の持って行きようを考えることも、大事だ。


「更年期との向き合いかた」については、「膝痛を抱えるようになったり、物忘れがひどくなったりと、出来ないことが増えていくけど、人生の先輩たちが皆通ってきた道。受け入ればいいのよ」と仰っていた。

まさに、私が最近「膝痛」を抱えるようになって、老化の一端として受け入れたらいいと思っていたけど、それでよかったんだ!

今、受け入れることによって、これから先、やってくる老化の壁も乗り越えやすいのかもしれない。

逆に気付かないふりをすると、後々心理的にしんどそう。


YOUさんは「出来なくなることが多くなるけど、周囲に言っちゃえばいいのよ」と仰っていた。

老眼がすすみスマホの文字も見にくくなって、息子さんに、スマホの設定をお願いするそう。


「迷惑をかけるのと、甘えることは違う」と仰っていたのが、印象的だった。


やろうと思えばできるのに、それを他人任せにするのと、やろうと思っても、老化がすすんで出来ないことを、他人にお願いするのは、違うといったところだろうか。

解釈の仕方はズレがあるのかもしれないが、つい先日、息子に出来ないことを公言するのに、ためらいがあることを、「note」に書いたが、「親もそうやって年をとっていくのよ」と、素の姿を見せるのも、いいのかもしれないと思った。

気が楽になった。


今回、お三方が、インタビューに答える形で、視聴者から寄せられた質問に寄り添われていたが、乗り越え方なんて、皆それぞれ。

仮に、私の乗り越え方が、このお三方と違っていても、今の私なら、動じないだろう。


だけど、お三方とも、前向きでいらして、とても若々しい。

年齢を伺い、びっくりする。


今回は、つい最近の記事も含め、「note」に書いたこととの答え合わせのような心境だった。
他にも、深く共感できることがたくさんあって、楽しいテレビの時間となった。

「note」と一緒で、画面で見る姿が、その人の全部を表しているわけではないけれど、素敵な方たちだった。

素敵な方たちと、共通する思いがあると、すぐに思い出せたのは、「note」に都度自分の思いを書き記していたからだろう。


とても嬉しかった。


とはいえ、最近になって、物忘れが気になり始めた私のこと。

一部、実際の放映の内容と、ズレがあるかもしれません。
ご了承ください。

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