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アラフィフの私たちの年代の身体の筋肉は、急速に衰えているのかもしれない。
人生初の膝痛が勃発して、半年が経とうとしている。
膝痛を和らげるため、いろんな手立てをしてきた。
おかげで痛みは和らいだが、この数か月間、自分なりにいろいろ考えてきた。
膝痛が勃発しなかったら、考えなかっただろう。
膝の内側が痛くなった場合、太ももの内側と、膝裏の筋肉を鍛えると良いと、ネットで見た。
初めはピンとこなかったが、膝の内側がイタイということは、膝の内側の筋肉の衰えに直結しているのではないか。と、自論を立てた。
膝裏にも、関節を支える、細かな筋肉があるという。
太ももの筋肉!
というように、1本の筋肉で太ももの筋肉が成り立っていると思いきや、内側の筋肉、外側の筋肉に分かれているらしい。
膝の内側が痛くなったのは、膝の内側の筋肉が、急速に衰えたからではなかろうか。
「さぼり筋」とは聞いたことがあるけれど、じつは、日常生活で使われていないのかもしれない。
農作業で畑で足腰を踏ん張ったとて、使われているのは、主に太ももの外の筋肉ではなかろうか。
更年期で、筋肉の衰えが見られると聞くけど、使われない筋肉の方が、衰えが早いのかも。
そういう気がして、衰えが早いだろうと考えられる、「膝裏」と「膝の内側」を鍛える簡単な筋トレを、毎日の筋トレに加えることにした。
今までと同じ農作業量をこなしているにも拘らず、膝痛が勃発したことを思えば、急速に筋肉が落ちてきていることは明確。
年を取れば、若い頃と同じようにはいかない。
それは分かり切っているけど、数日間、柿の消毒作業をしただけだったのに、症状が急に現れだしたので、筋肉の衰え方も半端ないのではないかと、青ざめた。
筋肉の衰えを裏付けるように、お腹周りの肉がここ最近ぐっと膨張したように感じる。
「うき輪肉」とは、このざまを言うのだろうか。
「空気を食べてでも、太るんちがうん」と思うくらいに、ちょっとしたことで体重が増える。
あと、数年前から気になっていたのは、柿の葉を摘み取るだけの仕事。山椒の収穫といったように、「手」を頻繁に使う農作業で、ひじ関節を痛めるようになった。
これは、腕の筋肉が、減っているということなのか。
農作業でいえば、軽作業だし、ひじ関節を痛めるだなんて、今まで考えられなかった。
筋肉の量が減ると、新陳代謝が落ち、体重が増えやすくなるという。
「閉経」の前にも感じたことで、筋トレを始めたが、今度は、「閉経後」の影響がここにきて、加速の一途をたどっている気がした。
ということは、閉経後の女性に見られる「骨密度の低下」も、急速に進んでいるのではないか。
急にそう思えてきて、週に一回だけ、魚を食べるだけでは、追いつかないと思い、毎日小魚を食べることにした。
膝を構成する骨を丈夫にすることも、膝痛を避けるためには、必要なのかもしれない。
骨を丈夫にするのに、カルシウムのみを取っていても、効果がないという。
しかし、とりあえず、出来ることをやる。
「腹筋」の種類を変えた。
「膝痛」を和らげるために、「筋トレ」以外にも、良いかもしれないと思ったことは、全部やってきて、継続している。
あと、気が付いたときに、握りこぶしを両手で作って力を入れて、「握力」を鍛えることに挑戦している。
「腕立て伏せ」をするときとは、違う筋肉に効いている気がする。
重さは変わらないのに、柿のコンテナや、山椒の袋が、年々重くなっていく。
電動バサミの重さで耐えきれないのか、ここ数年、この時期始まる、柿の木の剪定でも、ひじ関節が痛む。
こちらもいわば軽作業なのに、ひじ関節のみならず、肩こりが酷くなったりで、驚きだ。
若い頃は、「とぅりゃぁっ!」とばかりに、何でもかんでも下げていたのに、もはや電動バサミさえも重く感じる。
何とも、かよわい人になったものだ。
いや、単なる「老化」だろうけど。