見えてきた、私の断捨離基準。「note」で果たしたい、私の目標。
断捨離を続けていると、捨ててもいいか迷うものもある。
「実家の片づけ」を特集していた、テレビ番組を見たことで、断捨離基準が、またひとつ定まった。
「『亡くなるときに、棺の中に入れてね』って家族に言ってあるんです」
そう言って、ゲストの方が見せて下さったのは、可愛らしいボックス型の入れ物。
かつて、幼かった娘さんが書かれた手紙のほかに、いくつかあった。
そうそうそう!
「おかあさん、だいすき」と、我が娘も書いたその手紙。
私も捨てることができずに、置いてある。
それでいいんだ!
そこから、自分が亡くなったときに、棺のなかに入れるものかどうかを、基準にすることにした。
確か、義父が亡くなったときも、棺の中に、ゆかりのあるものを入れてもいいと聞いた。
お気に入りの、ジャケットや靴、写真を入れたりしたっけ。
まだ、「ボックス」は作っていないけど、近いうちに「棺の中に入れるものボックス」を作って、量を決めて残していこう。
結婚してから10年のあいだは、独身の頃からの友人が手紙をくれた。
その数、およそ数百通。
今や疎遠になって何年もたつ。
年賀状のみで繋がっている友もいるが、彼女たちとの思い出は、写真で振り返ることができる。
いくつかの手紙を読み返すが、もう読み返すことはないかなぁ。
改めて一部読んでみると、彼女たちにとって、保存してほしくないだろうものもある。
棺の中に入れるだろう想像もできない。
だから、全部断捨離できた。
随分まえに、実家から荷物が送られてきた。
両親が故郷へ戻ってくるのに、生まれ育った家を離れる時のもので、段ボールにして1つかふたつ。
小学校から高校までの成績表を、丁寧にひとまとめにしたものを、懐かしい思いで部屋で眺めて、押し入れに入れたままだった。
改めて見ると、なんでこんなもの・・・。
子供たちより成績が悪いのは歴然だし、今処理しないと、誰の目に触れるか分からない。
もちろん、あの世に持っていけるほどのものでもない。
ここにきて、やっと処理することができた。
二階の物置き部屋にある、実家から送られてきた残りの荷物も、踏ん切りがつきそうだ。
同じく押し入れから出てきた、新婚当時の日記。
あまり内容的には、良いものでもない。
だけど、何となく捨てることができない。
もう少し年をとってから捨てるものを入れるものを、収納ボックス一つ分だけOKにするかな。
衣装ケースより小さいし、破棄するにも時間がかからない。
今回は、このボックスに保管することにした。
他に、過去の作業日誌も入れた。
今回明確になったのは、独身の間のものは、ほとんど断捨離の方向へ持っていこうということ。
以前のアルバムに引き続き、今回は小学校の時の卒業文集も断捨離した。
大したことを書いていなかったしね(笑)
楽しい時期もあったけど、独身の頃のものは、いらないかな。
だけど、「写真」は、残しておくかな。
年をとって、過去を振り返るのに、「文字」より「写真」のほうが見やすそう。
そのために、子供たちの写真も焼き増しして、アルバムに貼られた写真がたくさんある。
処分するのが困るほど、多くはない。
この「断捨離」で、棺の中に入れてもらう予定のモノが、いくつか候補に挙がった。
ひとつは、「note」にも記したことのある、子供たちが幼い頃につけた育児ブログを書籍化したもの。
子供たちに1冊ずつ手渡したものが、今のところ、読み返す間がないまま、私の手元にもある。
もしかして、この先も、読まないままかもしれないけど、そのまま入れてもらおう。
そして、もうひとつ。
私が、いつか「note」を辞めるときには、同じようにお気に入りの記事を書籍化して、それも入れてもらおうかな。
調べてみると、私が育児ブログを書籍化して下さったサイトでは、今や「note」に対応しているようだ。
その時も、そのサイトが、残っているといいな。
そこで見えてきた目標。
このまま「還暦」まで、「note」を続けることができたら、そこで一旦終わりにして、書籍化を試みよう。
それまでに、何らかの理由で辞めることになったら、その地点で書籍化を試みようかな。
育児ブログの時は、10年続いたけど、「note」はどうだろう・・・。
子供と向き合いながら書いてきた、育児ブログと同じように、自分と向き合いながら書いてきた「note」も、書籍化して、棺の中に入れたいと思う。
でも、何がなんでも、あと7年・・・は、ムリかな(笑)
あと、母から手渡された「へその緒」と、母子手帳も、あの世へ持って行こう。
棺の中に入れるもののほかは、生活で使う最小限のものだけ残して、あとは、断捨離できるのが理想かな。
「還暦」になる頃には、家じゅうのモノが随分スッキリしていると、いいな。