XF90mmF2を持ってイルミネーションを撮りに行く
「えひめこどもの城」でイルミネーション
松山市南部にある「えひめこどもの城」でイルミネーションイベントをやっているとの記事が愛媛新聞に載っていた。
このイベント自体は12月下旬までやっているらしいが、これ以上寒くなる前に行っておこうと、早速行ってみた。
冬になると松山市周辺でいろいろなイルミネーションのイベントをやっていて毎年何カ所かに写真を撮りに行っているが、このイベントには行ったことがなかった。
「松山市南部」といっても砥部町に近い場所で、夜に行ったこともなかったが、カーナビの指示のおかげで真っ暗な中で無事にたどり着いた。
イルミネーションの撮影は難しい
駐車場から園内にかけての植木を中心にイルミネーションが施されていた。早速X-T4に標準ズームレンズのXF16-80mmF4を付けて写真を撮ったが、なかなか見た通りの感じには撮れない。
過去にも経験があるが、イルミネーションの撮影は結構難しい。
ちなみに今回、最初からフィルムシミュレーションの設定を「クラシックネガ」で撮っていたことを先ほど気付いた。いつも通り「Velvia」で撮っていたらもう少し色鮮やかに撮れていたかもしれない。
ただ、イルミネーションは言ってしまえば「暗い場所で光る物」なので、明るく撮ろうとすると露出オーバー気味になり白っぽく写ってしまうのはやむを得ない、はずである。もちろん、私の方のノウハウ不足は承知の上だが。
ボケさせれば色を活かせる
一通りのイルミネーションを撮って気付いたことは、イルミネーションをきちんと焦点を合わせて撮るよりもピンボケで撮った方が色がきれいに出ることである。
これはネットで「イルミネーション 撮り方」で検索したページにも出ていた。
ちなみに、今回の写真は全て開放絞りのF2.0で撮っているが、ボケが大きいのはそのせいもある。
↓これがF2.0で撮ったボケ。
↓これがF4.0のボケ。やや小さく角張っているのがわかる。
XF90mmF2は?
昼間に道後温泉周辺を撮ったときにも感じたことだが、今回実戦投入したXF90mmF2はボケが美しい。イルミネーションの撮影までにこのレンズを手に入れておいて良かったと思う。
このレンズのボケ以外の性能について触れると、重さの540gは性能を考えると軽い方だと思うが、XF35mmF1.4の187gなんかに比べると絶対的には重い。AFはリニアモーターを4個内蔵しているだけあって十分に速い。ただ、その関係らしいが、電源を切ったときに傾けると「コトッ」と音がするが、最初は「どこか壊れたか?」と心配だった。
最短撮影距離60cmで撮影倍率0.2倍というのは想像以上に「寄れる」レンズで、被写体に近付きすぎて撮れない場面には出会わなかった。
万能のレンズではないし135mm相当の画角にもまだ慣れないが、XF35mmF1.4に並んで良く持ち出すレンズになりそうだ。